「旅の締めくくり」
入水した彩女さんを助けに海に入る北さん。
ここの北さんの涙でぐちゃぐちゃな顔がもうすごいよね。
私の言葉のボキャブラリーがなさすぎてすごいしか出てこないけどすごいよね。
この静止画だけでも重岡くんがこの作品に力一杯取り組んだのがわかる。
海から引き上げて、人工呼吸する北さん。
やっぱり原作よりもより人間臭い感じになっている気がする。
原作のちょっと幻想的な感じも私は好きなので、どっちも違う感じで良い。
病院を出て、日記を取りにホテルへ向かって走る北さん。
やっぱり重岡くんのこと走らせるの好きな人いるよね?????(ありがとう)
このドラマだけで走ってる姿めちゃくちゃ見たよ????
日記の暗証番号を宙で覚えている北さんが切ない。
私には、分かるようで分からない彩女さんの心情。
でも北さんには全部全部納得がいくんだろうな。
日記を見ながらあんなに大の大人が声をあげながら泣くことができるくらいには北さんの彩女さんへの愛情が深くて、そして彩女さんも北さんがとっても好きだったんだなと思った。
覚悟を決めて、一騎さんの元へ行く北さん。
冷たくて冷徹な北さんと、それに負けないくらい冷たい一騎さんの返答。
でも一騎さんは原作の方が冷徹なイメージだったな。
ここはやっぱり実写化すると人間の情や優しさが垣間見れて嬉しかった。
「彩女が死んだ…?」
「全部あんたのせいだよ」
「お前に夫婦の何が分かる」
「何?」
「病院はどこだ?変死体なら警察か?彩女の荷物は?まだホテルか?」
「なんでそんなに冷静でいられるんだよ」
「冷静…?私が?」
「まさか全部知っていたのか?彩女さんがあんたのために日記を書いていたことも。あんたの小説のために命をかけたことも。それ全部知っててあんたにもせずに愛人と旅を続けていたって言うのか?」
「違う!私は自分が彩女に殺されると思っていたんだ。私の小説、蝉時雨のように。彩女がそれを望むならそれでも良い、そう思っていた。もう限界だったんだよ。あいつの過剰な期待が重りになって私は今にも押しつぶされそうだった。」
「正直、興奮したよ。あいつの日記を使えば、今度こそ、読者の記憶に残る本物の純文学小説を書くことができる。私を馬鹿にした分断なやつらを見返すことができる。君は、彩女と一緒に旅行をしていたと言う男だろ?あいつの日記がどこにあるか知らないか?私にはあれを読む責任がある。彩女の最後の物語を私の手で作品にし、世に出す責任が。」
「あんたに日記は渡さない。彩女さんの死を知っても、涙一つ見せないあんたなんかに日記は渡さない」
「あいつと旅をしたなら君だってわかっているはずだ。それがあいつの…彩女の…最後の望みだと。」
顔を歪ませる北さん。
おそらく最後までどうすべきか悩んでいたんではないかな。
「だったらもう彩女さんと離婚しろよ!彼女、彩女さん、あんたの呪縛から解き放て!」
「離婚…?彩女は…、彩女は、生きてるんだな。そうか…よかった」
唯一の彩女さんと一騎さんの思い出の包丁を振り上げ、地面に突き刺す北さん。
それを大事そうに握りしめて涙を流す一騎さん。
きっと、一騎さんも同じように彩女さんからの呪縛に苦しんでたんだと思う。
当初は、彩女さんに対して、学生の頃憧れていた教師に依存した人だと思っていたけど、本当は一騎さんの方が彩女さんに依存していたのかもしれないと思った。一騎さんの小説は彩女さんの元に成り立っていて、もうお互いどこからねじ曲がったのかも分からない依存と嫉妬と愛情で出来上がってしまった関係なのだろうと思った。
日記を一騎さんに渡して、彩女さんが眠る病院に戻る北さん。
もうカーテンを開けた時から泣きそうな北さん。
大事そうに手を取る北さん。北さんって彩女さんの手好きだよね…
おみやげ屋さんで以前買って渡せなかったおもちゃの指輪を彩女さんの左の薬指にはめる北さん。涙を堪えるようにグッと力を入れて彩女さんを見る目が切ない。
しげおかくん、あーたって人はいつからこんなに泣きの演技が上手くなってんよ…
家に帰った一騎さんは編集者にこの日記を小説化することを勧められる。
「その日記を使えば、私は、大衆作家の汚名を返上し、純文学作家として注目を浴びるかもしれない。でもそれは同時に、一生、彩女の呪縛から逃れられないことを意味する。私は自らの手で、最高傑作となる新作を書かなければならない。この日記がそれを教えてくれたんだ。ありがとう…彩女…」
彩女さんと北さんのシーン。
なんか、みんなツイッターでも言ってたけど、本当にこのシーンから北さんの顔が全然違って、なんか表情も声も仕草もなんかもう本当に全部全部違ってすごく柔らかい温かい人になってた。それが「北さん」から「小日向さん」になった、ってことなのかな。
「愛してたんでしょ?旦那のこと」
「愛してました。とても。」
涙ぐみながらいう彩女さん…と言うか入山さんの演技がもう…すごいですね、ほんと…
「でも、どうしてかしら。意識がない間、あなたの夢ばかり見ていました。あなたとの楽しい旅の思い出が古い映画を見ているみたいに、次々に映し出されて…、だから、これもあなたがくれたものだとすぐに分かった。」
彩女さんの元に体を移動してを取る北さん。
やっぱり北さんって彩女さんの手フェチすぎる…(うるさい)
なんか回を重ねるごとに、この北さんが彩女さんの手を取るシーンがどんどん自然になって言って二人の心の距離ってこんなに変わったんだなあって思わされる。
「旅の締めくくりをしよう
夏が終わる前に」
え、彩女さんを助手席に乗せて運転する北さん、むちゃくちゃかっこよすぎひん????????????え?????自然光に当たって普段よりも爆盛れしてへん?????(ごめん、どうしてもいいたかった)
そんで目を開けた入山さんむっちゃ綺麗じゃない????え?少女????
なんか合成かと思うくらい綺麗な一面のお花。
「俺と一緒に毎年この景色を見よう」って言う重岡くん、これは経費で落ちません!の多部ちゃんとのキスシーン未遂の回で「ゆっくり行こう!」って頭ぽんぽんした重岡くんと同じ顔してて私が死んだ…しかもちょっと歳重ねたなってわかる表情しててそれも相まって死んだ…(話が変わりすぎ)
こんなん言われたら号泣しちゃうよな…彩女さん…
「じゃあもし、それが守れなかった時は一緒に死んでくれる?」
「うん。いいよ」
やっぱりちょっとメンヘラチックな二人の関係性が二人らしくって、二人ならではの幸せの形を見つけてよかった、と思いました。原作のね、作者の方が書かれているあとがきの言葉がすごく良いんだけど、その方も「北君はこれからが大変なのだと思います。何故なら、彩女さんはやっぱり彩女さんなのですから…。」と書いてあって、なんだかこの二人のシーンを最後見てそれが腑に落ちた気がしました。
クランクアップの写真が公式ツイッターに先日上がってましたけど、このシーンが最後の撮影のシーンでもあったんだなあと思って嬉しかった。きちんと北さんと彩女さんの旅が終わったと同時に、重岡くんと入山さんの旅も終わってよかった。
でも北さんと彩女さんはこれからですからね。これから、二人が生き抜いてくれることを祈ってます。
改めて、重岡くん、入山さん、お疲れ様でした!
いや〜思ってたよりもすごくしんどい撮影の連続だったんではなかろうかと思い、これをグループ活動と並行してやっていた彼をえらいえらいしてあげたいです。
29歳、最後の作品。そして、30歳最初のオンエアドラマでもある大切な大切な作品になりましたね。重岡くんにとっても大切な作品である自負があるのが誇らしいです。
本当に本当にお疲れ様でした!そして北さんと彩女さんが幸せでありますように!!!!!