碧のサカナ

V6.嵐.ジャニーズWEST.ハロプロについてお話しします。

雪女と蟹を食う#4

 

「似た者同士」

 

 

どうしても彩女を死なせたくない北さん。

北さんは彩女がどうして死にたいのか分からないから、寂しいなら浮気すればいいと投げかける。

 

「それは本当の幸せじゃない。終わりにしたいの、もう。繰り返すこの日常を。私というつまらない人間の物語を」

 

今まで聞いたどの彩女さんの声よりも低くって感情がなくって、怖いと思ってしまったし、それ以上を聞き出せない北さんの気持ちがわかるような気がした。

 

 

狭い室内の中。

外に行こうとする彩女さん。北さんも一緒に行かないか声をかける。

 

「俺、船酔いしそうだから、やめときます」

 

この表情と言い方よ。みた??みんなみた???

努めて優しく、なんなら少し笑みを浮かべながら言うんだけど、ここがねすごいリアルで北さん…ってなってしまった。さっきのシーンでのモヤモヤがあり、彩女がどうして頑なに死のうとしているのかきっと混乱していて、そう言う時にこういう日常的な会話をしようとするとどこか素っ気なくなってしまうのを必死に隠そうとしている感じっていうのかな。

 

あえて、優しい声と表情で取り繕う感じが妙にリアルで、北さんの心情を考えると複雑だし、やっぱり北さんは優しい人だなあとも思った。

 

そして一人になった途端考え込んでしまう北さん。

彩女さんが自殺してしまうのではないかとハッとして走る北さん。

 

余談だけど、重岡くんって走る時必ず下向くよね。

24コンで神ちゃんと走ってる時もよだかも全部下向いてる気がして、あ、重岡くんだってなった(ちゃんと見返したらそんなに今回は下向いてないね、ごめん)

 

 

映像が綺麗からなのか、そういうメイクにしているのかわからないけど、ドアップになった時にちゃんとアラサーの肌質していてこっそりキュンとした。

 

入水自殺したのではないかと思い、海を見下ろす北さん。

彩女さんに名前を呼ばれて振り返った時の表情がね、もう本当に苦しいのよ。

名前を呼ぶでもなく、抱きしめるでもなく、声も出さずに手をぎゅっと掴んで形を確認する北さんがつらい。死にいく旅なのに、彩女に生きてて欲しいと自然と思ってしまうのがつらい。そしてそれを彩女が望んでいないのも北さんにとって全部つらい。

 

(ちょっとCMが多いのが残念だなあ)

 

 

 

どうにかして自殺を阻止したい北さんが入水自殺するデメリットを必死に伝えるのも苦しいなあ。でも彩女さんには響かない。そんな彩女をじっと見つめている北さんの表情が怒っているようにも見えるし、泣きそうなのを我慢しているようにも見えるんだよなあ。でも北さんって、彩女さんに「北さん」って呼ばれると必ず可愛い顔して「ん?」って顔を傾けるの。恋だなあ。

 

 

 

 

「北さん、正直に答えてください。怖くなったんですか?」

「違う、そんなことじゃない」

「いいですよ。北海道に着いたらあなただけ飛行機で東京に戻っても」

「違うちょっと、彩女さんっ」(手を掴んで両手で握る)

「残りのお金を半分あげる」

 

彩女さんが話している時もずっと手を握って感触を確かめるように自分の手を動かしてる北さん。きっとそうすることで彩女さんが生きていることを確かめてるんだろうなあ。

そしてそれが骨に変わって見えるシーンがつらい。

 

これまた余談だけど、重岡くんってこんなにお目目茶色かったっけ??

どっちかっていうと黒目がちな印象だったんだけど、やたら茶色く見えるね???かわいいね???(何してもかわいいしかない)

 

 

 

死にたくて、死にたくて始めた旅なのに

「これが死から逃れられる最後のチャンスかもしれない」なんて思う北さん。

 

彩女さんの目が真っ直ぐすぎて、瞬き一つしないから俯いて言葉を探す北さん。

自分の中で言葉を探して顔を上げるんだけど、すぐに言葉を発さないでそれでも考えながら話し始める北さん。

 

「俺、彩女さんのこと酔狂な人だと思ってた。身体差し出して、強盗にわざわざ着いてきて、お金まで出して、優しくしてくれて、、今だったらわかる。強盗でも、死神でも、一人になるくらいだったらそばにいて欲しい。俺、彩女さんにそばにいて欲しい。彩女さんしかいない。彩女さんしか…いないから。だから約束して。絶対一人で死なないで。そしたら、俺も彩女さん一人にしないから。」

 

 

ごめん、わかんねえ

 

 

リアルタイムでオンエア見てた時も思ったんだけど、ここの感情が私には全く理解できなくって、とりあえず「酔狂な人」っていう言葉の意味をググって見たんだけど。

 

酔狂な人…物好きな人。変わったことを好む人。

 

私なりに解釈すると、

北さんは彩女さんも死にたいと思っているとは知らなかったから、こんな自分についてきて、お金まで貸してくれて、最初は変な人だなあって思ってた。だけど、彩女さんが死のうとしていることを知って、なぜ自分についてきたのか考えた時に、一人になりたくなかったからだと。誰でもいいから一緒にいたい。そんな風に彩女さんは思ってるのではないか。でも北さんは「誰でもいい」から「彩女さんじゃないといやだ」「彩女さんにそばにいて欲しい」になった、ってこと???でも、それだとイコール「生きたい」にならないの?????、と毎日幸せに生きている私には理解が難しかったんだけどね。

 

そして表情一つ変えない彩女さんの死に対しての決意が伝わってきて苦しかった。

こんなにそばにいて欲しいって懇願してるのに、真っ直ぐ目を見たまま表情一つ変えないの。でもね、ごくんって息を飲むんだよね。きっと彩女さんにも響いてたって信じてる。

泣きそうな顔でグッと我慢している北さん見たらそう願わずにはいられない。

 

「じゃあ、あなたも約束して。(北さんの頬に手を寄せる)もっと楽しそうな顔をするって。せっかくの夏休みなんだから」

 

必死に笑顔を作ろうと口角を上げる北さん。

泣きそうな顔をして笑ってみせる北さん。

小指を差し出して指切りげんまんしようとする彩女。

 

 

そんな切ない約束ある?????????

 

もう無理いいいいい切ないいいいいいいって感情が爆発しそうだった。

だって笑うんだもん。頑張って北さん笑うんだもん。でも一瞬だけ、彩女さんから目線をそらして、でもまたすぐに戻すんだもん。私の中の全細胞がしんどいいいいいいいいって騒いでたよ????

 

 

 

そしてすぐに体を求める二人。

ここまでくると、意識してるんだろうなって思うんだけど、また口を大きく開けて食らいつくキスをする北さん。多分教えてくれることはないんだろうけれど一貫して、雪女を食ってるイメージなのかなと思ったり。

 

 

お互いを抱きしめてる二人の顔が切なすぎてやっぱりつらいしかなかった。

 

 

 

北さんの胸枕で寝る彩女さん。

ちょ、初のシチュエーションでイヤーーーーーキャーーーーーーと内心思いつつ、私の頭の中の重岡くんのそういうシーンファイルがまた新しく一つ出来上がりました(何してん)

 

 

彩女さんが話している時、めちゃくちゃ瞬きをする北さん。

きっと言葉の意味を考えているんだろうなあ。

彩女さんの言葉って難しくってすぐには理解できない言い回しが多いんだけど、いつも寂しさが含まれてて。そんな彩女さんが初めて「好きよ」って言ってくれたのに、何も答えることができずに出て行ってしまう北さん。

 

そしてパンツだったんか〜〜〜〜い!!!!と突っ込んでしまった私。

重岡くんのパンイチメモリーズがまたしても新規登録されました(気持ち悪いんでやめてください)

 

 

 

 

回想シーン。

いろんなところで話題になってたけど、彩女さんの学生時代を演じている子すごく雰囲気があっていいね。大人っぽくも見えるし少女の雰囲気もあるし、どことなく入山さんにも似ていてすごく素敵。セリフを言う表情もめちゃくちゃ雰囲気あった。これは確かに惚れてまうわ。

 

他の生徒が一騎さんと話している時の嫉妬している脅威的な目もすごいよかった。

 

 

打って変わって飯テロシーン。

彩女さんも青のお衣装素敵です。BGMも面白いんだよね。

 

「彩女さんって普段料理とかされるんですか?今度作ってくださいよ、彩女さんの手料理」

 

普通の恋人同士なら当たり前の会話も二人には当たり前ではないから。

その未来が来ることがないのを急に突きつけられてつらい。

 

 

蝉時雨を読んだことがバレる北さん。

 

「この話、まさか実話じゃないですよね?」

 

一貫して表情を変えなかった彩女さんの表情が険しくなる。

タバコを吸うからと先に部屋に戻ってもらう北さん。

 

ちょ、やだ、急な喫煙シーンやめてよ。

しかもちゃんと吸ってるじゃん(でもどこかぎこちないのが可愛い)

 

 

 

狭い室内なのにどこか噛み合わない二人。

お互い確かに気持ちはあるのに、全然通わない二人。

 

通わないまま、最後の地、北海道についてしまう。

場内に流れるアナウンスについてしまった、っていう表情の北さんが切ない。