通じ合った二人。
身体を離すと謝る想。
「声が出せないわけじゃ無い。自分に聞こえないから誰にも届かない感じする。自分で感じ取れないことがすごく怖い。一度声で話すと、その先ずっと声で話さないと悪い気がする。聞こえる人は耳で聞く方が楽だって分かるから。それが辛いから。今まで家族の前でしか、声を出さなかった。湊斗はわかってくれるって思ったから。青羽が分かってくれないってことじゃなくて。」
「うん、大丈夫。全然いいよ。」
安心したように笑う想。
中途失調者の想ならではの想い。
聞こえる人間と聞こえない人間両方の気持ちがわかるから。そして、すごく気遣いな想の思いやりでもある。同じく気遣いの紬だって、ちゃんと想の気持ちを汲んで理解しようとする。
「私、ほら、こんなに手話上手になったし」
「上手かな?」
「上手でいいじゃん。褒めてよ!」
こういうじゃれ合いの仕方をきっと高校生の時にもしていたんだろうなあ。
なんでもできちゃう想がちょっと紬をからかって笑いあってる感じが、高校生の頃を回想させて、たまらなく愛おしかった。
完全に余談だけど、こないだ目黒くんが出演している「月の満ち欠け」の公開前夜祭の舞台挨拶をライブビューイングで観たんですよ。その時に大泉洋さんにいじられて、笑ってる目黒くんを何度も見たんだけど、全然笑い声を発さないで笑うんですよ。笑ってる息遣いだけマイクに乗ってる、っていう感じ。コロナの関係で、会場もシーンとしてたからその雰囲気に合わせてそういう笑い方にしてるのかな?って思ってたんですけど、今、このシーンを見て思ったのは、これ、想くんの笑い方だ。普段から役作りでそうしているのか、もうその笑い方が染み付いちゃったのか分からないけど、なんだか今ふと腑に落ちちゃって。あ、もしかしたら私が知らないだけで、目黒くんが普段から元々そういう笑い方の人なのかもしれないけど。
「もう少し待ってて。聞かせたいことあるから。」
「うん、わかった。待ってる待ってる。」
奈々と春尾先生。
この二人、何かあるんだろうなあと思っていたけど(私は元恋人かな?って勝手に思ってた)、そういうことだったんですね。
手話教室の前で話す二人。
立ち去った奈々に思わず名前を呼んで声をかけるけど、聞こえないから振り返らない奈々。
いつかの居酒屋で湊斗に春尾先生が「聞こえないなら振り返らないですよ」って言った声が聞こえた気がした。
理屈だとそう思ってるのに、咄嗟に名前を呼んでしまうところが切ない。そして、もちろん聞こえてないから振り返らない奈々も。
想が高校生の頃に書いた作文。
今でも宝物ボックスに入れてる紬、可愛い。
捨てよって言う想に咄嗟に奪い返して大事そうに収納する紬、もっと可愛い。
弟が帰ってくることを伝えると、帰るねって言う想。
ちょっと残念そうな、そして光と想の関係性を気にするかのような表情の紬。
「じゃあ」
「光、大丈夫だからね。全然あの、佐倉くんのこと嫌いとかじゃ無いから。全然。」
「(うなづく)」
「じゃあ、またね」
紬が出した手に向かってハイタッチする佐倉くん、どこに行ったら会える??????ねえ!!!!!
このハイタッチが二人の今の精一杯の距離感。
まだ付き合ってない。両思い、、両片思いかな、でもちゃんとお互いにお互いの気持ちは伝わってる。だけど、まだ、一歩進むにはもう少しだけ、もう少しだけ待ってて。そんな想いが伝わってくるハイタッチ。離れる名残惜しさと体温を少しでも感じたいハイタッチ。ねえ、こんなのニヤけないわけなく無い???ずるく無い?????
一方、湊斗と真子、光のチーム「紬を幸せにし隊」
どこまでもこの三人の世界の中心が紬で泣けてくる。なんだよそのLINE。世界一平和なLINEグループかよ。混ぜろよ。
紬でしか繋がってないのに、紬抜きで飲む三人。
湊斗に会いたいだけじゃんって思った。
「湊斗くん、ウーバー!」
「湊斗くんはウーバーじゃありません。好きなの頼んでいいから、自分でやって。」
「戸川くん、酒がない」
「飲んだらないよ?」
死ぬほど優しい笑顔で見て、酒を取りに行く湊斗くんどこに行ったら会える????
「てかさ、これって佐倉くんは入隊できるの?」
「あ〜まあ、隊長が許可すれば」
「え、俺、隊長なんだ…」
なんか、本当に湊斗ってどこまでも優しいよねえ〜(しみじみ)
でもここですぐに「招待しよう」って言い出さない湊斗でよかった。許可も拒否もしない湊斗でよかった。
想のことを心配するお母さん。
「次いつ帰ってくる?」
「考えとく」
もう一度LINEがなって、ちょっとうんざりした顔でスマホを見る想。
表示されたのは紬からのメッセージ。
「次いつ会える?」
「いつでもいいよ。いつ休み?」
嬉しそうな表情で返す想。大好きが漏れてる。漏れ出てる。
ここの短いやり取りで全てがわかるのすごい。
お母さんからのメッセージには、?をつけないで一方的に終わらせるように送るのに、紬からのメッセージには、会話をしたい思いが溢れてる。
想からの返信にため息をつくお母さん。それを聞いてしまう萌ちゃん。
どこまでも気遣いで、そしてずっと自分を責め続けてる萌ちゃん。
「プリンってどうやってやるんだっけ?」
「プリン」
「使わないと忘れちゃうね」
これだけで、長い間想と話してないのがわかるのすごい。
そしてプリンの手話の可愛さ。それを可愛い萌ちゃんがやる可愛さの破壊力すごい。
負けじとプリンの手話をする佐倉くん(違う)
「これ、手話でどうやるの?」
「プリン」
「え、可愛い。もう一回やって」
「プリン」
「もう一回!」
「早く選びなよ〜!」
佐倉想に2回もプリンさせた紬さんを全人類が褒め称えたと思う。
なにこの可愛い兄妹。プリンの手話、いつ覚えたのよ。ホントに、まったく可愛いったらありゃしないんだから。
映画に行きたいと伝える紬。
バリアフリー字幕で観れる映画は、通常の映画よりも作品数が少ない。
その中で紬が本当に見たいものがあるのか不安になる想。
「あるよ、ちょっと待って。選ぶから」
「ごめんね」
「ん?何が?」
紬にも想が謝った理由はなんとなくわかっている。
でもそんなの、紬にとっては何の障害にもなってないのに。何の謝ることでもないのに。好きな人と一緒にいられれば何でもよくって、別に映画じゃなくったっていい。ただ同じ時間を過ごしたいだけなのに。通じ合ったり通じ合わなかったり、現実は難しい。
「あれ?田畑くん。」
「青羽さん」
たまたま居合わせたバイト先の後輩。
想は紬の視線の先を見るまで気づかない。手話で田畑くんとの関係性を伝える紬。物珍しそうに想を見る田畑。これが実際はすごくリアルな反応なんだろうなあと思って、なんか胸が苦しかった。別に田畑くんも差別をしてるとか、耳が聞こえないことをマイナスに思ってるわけじゃない。でも突然出会った耳の聞こえない人と、いつも会ってる人から発せられる間近で見た手話にああいう態度をとってしまうのはわからないでもない。その反応を聞こえなくても想は感じ取ってしまうし、その想の心境を紬も感じ取ってしまう。
(余談だけど、さらっと扉を先に開けて先に紬を行かせる想ってやっぱナチュラルモテ男)
「ごめんね」
「ん?どした?」
「一緒にいるの恥ずかしいよね?」
「え?思ってないよ?」
「一緒にいるの大変でしょ?」
「楽しいよ」
「迷惑かけることもあるし」
「ないよ、ないない」
「手話で話すの、疲れるでしょ?」
「ううん。疲れない」
「ごめん。私なんか、そういう態度とってた?ホント、全然、大変じゃないよ。迷惑なこと、なんもないよ。」
「わかった。行こう」
私の中の紬が、「伝わらないものですね」って5話で言ってたセリフを言ってる。お互いがお互いのことを思いやるからこそ、の不安や気遣い。そして、高校生の頃、何の障害もなく付き合っていたっていう事実がある二人だからこその、想の不安。難しいね。どんなに紬が否定したって、想はきっと気にし続けるんだろうし、これが聞こえる人は聞こえる人と、聞こえない人は聞こえない人といた方が幸せだって、春尾先生や奈々が言ってた現実なのかなって思って苦しかった。
大学生の頃の奈々と春尾先生。
奈々、本当に可愛いね。無邪気で笑顔が可愛くて、でも聞こえないぶん、すごく周りを見てる。きちんとお礼が言える優しい子。
初めて奈々に会った時に、もう半分一目惚れみたいになっていた春尾先生。可愛いもんね、気持ちわかる。ノートの端っこに「ありがとうございました」と書いてみせる奈々。それに返信を書くのではなくて、自分のノートをわざわざ出して、「どういたしまして。お疲れ様でした」って返信を書く春尾先生。奈々もきっと、もうこの時には好きになってた。
食堂で春尾先生を見かけた奈々。
思わず立ち上がって駆け寄ろうとするけど、会話ができないことを思い出して、ノートを手に取る奈々。(この時の立ち上がり方、めちゃくちゃ可愛いよね)でも次の瞬間には、違う誰かが春尾先生と話してる。奈々が話すためにノートを取ろうとした少しの時間に、別の子は声で会話してる。そこに何の時間もかからない。
また別の講義でもパソコンテイクで一緒になった二人。授業サボってパソコンで会話する二人。授業が終わって、いつのようにお礼を書く奈々。
「毎回ありがとうって書いてるの?ひとつ書いておいて、それを毎回見せたら?」
「ありがとうって使いまわしていいの?」
奈々の元々の優しい性格と、あとは多分、声で話さない奈々だからこそ、言葉の重みを知っているから出た言葉。
授業が終わって出て行こうとする奈々のリュックが開いていて、咄嗟に掴前て閉める春尾先生。
「ありがとう」
自然と出た使いまわしじゃない言葉に表情が変わる春尾。春尾が大好きな笑顔で笑って、去っていく奈々。
後輩が発した言葉にイラついている春尾。
思わずゼミ室を飛び出して歩いていると目の前に見かけた奈々の姿。
咄嗟に声をかける春尾。
「奈々」
振り返る奈々。
「聞こえないなら振り返らないですよ。当たり前じゃないですか」っていつかの居酒屋で湊斗に言った春尾先生のあの時の気持ちはどんなだったんだろうって今になって思った。「名前を呼んだら相手が振り返る」っていう、聴者にとったら当たり前のことが、当たり前ではないっていうことを、このドラマで散々謳われてきたのに、ここで覆してくるの泣ける。そして春尾が大好きな笑顔で、振り返る奈々ちゃん、最高かよ。「桃野さん」って手話では呼んでるくせに、「奈々」って名前呼びするの何なん???全部全部泣ける要素にしかならないんだけど。
春尾が大学で聴者に手話を教えている姿を見かけた奈々。
悲しそうな表情の奈々。覚えたばかりの「初めまして」を次々に見せられる奈々。
「どうしたの?」
「遊び道具みたいにされてて不快だっただけ。あの人たち、手話に興味があるんじゃない。良い人って思われたいだけ」
「そんなことないよ。みんな善意でやってることだよ」
「善意は押し付けられたら偽善なの。仕事にしてほしくて手話を教えたんじゃない」
「そんな怒ること?桃野さんのためになると思って…」
「良いよね。私といると無条件に良い人って思ってもらえるもんね。へらへら生きてる聴者からはさ」
「そんなつもりじゃないよ」
「どう受け取るかはこっちが決めることだから」
「めんどくさいな…」
「今めんどくさいって言ったでしょ」
「言ったよ。めんどくさいよ。何に怒ってるかわからないし、こういう道に進むの喜んでもらえるって思ったのに」
「手話できるんだからしてよ。唇読むの疲れる!」
「俺だって疲れるよ。耳聞こえんのに、わざわざ手話で話すの。すごく疲れる。」
「授業、サボるんじゃなかったな」
最後のこの一言で、春尾と出会って仲良くなったことから否定してくるの、つらい。多分、これは生まれつき耳が聞こえない奈々だから、思ってしまうどうしようもないこと。聞こえる、聞こえないの壁が生まれつきどうしてもあるから、思ってしまう。だけど、一歩間違えれば紬と想の間に起こってもおかしくなかったこと。
お互いがお互いを想いあってるだけなのに。そしてこの時の答えが今も分からないままなのもしんどいね。
春尾先生の手話教室にやってきた奈々。
「手話仕事にしたんだね。」
「通訳もやってたよ」
「すごい。夢叶えたんだね。おめでとう」
「仕事にしてほしくて手話を教えたんじゃない」って言った奈々がこの数年、想くんや他の人との出会いの中で、「夢叶えたんだね。おめでとう」って言えるまでになったのすごい。
「あの二人ってもう付き合い始めた?」
「そこまで知らないよ」
「そっか」
「二人、うまくいくと思う?」
「うまくいくと良いなって思ってる。聞こえるとか聞こえないとか関係ないって思いたいから」
「そうだね」
「そうだね」の手話が、最初に奈々が想くんに教えた「同じ」と同じ手話なんだよね。共感を示す手話。
「聞こえる」「聞こえない」にもしかしたらこのドラマの中で一番こだわっていたかもしれない奈々がこういう風に言うところに成長を感じたし、「そうだね」って返す春尾先生に泣けた。
「佐倉くんとのこと、反対されたらどうする?そういう人と付き合うのちょっと…ってなったらどうする?」
光はいつでも直球。でもこのドラマにそういう人がいないから直球を投げる光の存在はこれはこれでみんな助かってる。そしてただドストレートを投げるのではなくて、きちんと相手の様子を伺いながら光なりに気を遣いながら話してる。
「付き合ってないから」
どこか拗ねたように、ちょっと怒ったように言う紬。
そうだね、反対される可能性だって無くはない。
久しぶりに実家に帰った紬と光。
「ある日突然、もう良いよって言い出して。会いに来なくて良いよって。大変だからって。和泉ちゃんに迷惑かけたくないからって。ぶっちゃけお父さんのためにいってたんじゃないわけよ。」
「わかる、自分が居たところで何にもならないし」
「そうそう、なんかあっても、ボタン押したら看護師さんくるし」
「なんかあってもこっちは何もできないし。いるだけだし。」
「居たくているだけなのにね」
「居たくているだけなのに。ほんっとわかってくれない。」
「伝わんないよね。そういうの」
「伝わんない」
「ただ横にいたいってだけの自己満足なわけよ。大変だからって、迷惑かけるからって。それじゃあ納得いかないよねえ。」
そうだよねえええええええええええええええ
何なの?これって女性心理なの???別に対してそんな経験ないけど、だけど「そうだよねえええええ!!!」ってなんかもうむっちゃ共感してしまった。伝わんない。けど、紬は必ず伝えるこ。そういうまっすぐなこ。
お母さんに湊斗と別れたことを伝えようとする紬。
「なんか悪いことした?ごめんなさいいう前の顔してる」
何でもお見通し。さすがお母さんだよね。
「別れちゃった。湊斗。別れちゃった」
「そう」
「うん。それだけ」
「うん」
結婚を期待してたお母さんだから、心の中ではきっと少なからずショックだっただろうに、それを見せないで、何でもないように「そう」って返すお母さんは、世界一できるお母さん。
想のことを話そうとして、言葉に詰まる紬のことを一瞬確認して、
「ねえ、プリン食べる?」って笑顔で言えるお母さんは世界一良いお母さん。
「耳がね、聞こえない。今、その、付き合ってるとかじゃないんだけど、」
「そう、で?」
「で?」
「うん、お母さんにどうしろと?」
「どうしろってわけじゃないけど」
「お母さんがダメって言ったらダメなの?やめなさいって言ったらやめるの?」
「じゃあねえ、お母さん別に関係ないもん」
「耳が聞こえない」って言った瞬間、すごく驚いたような顔して紬の顔をまっすぐ見たのに、次の瞬間には「そう、で?」ってさっきの別れ話を聞いた時と同じ返答をするお母さん。この親にして、この子あり。まさしくだね。
萌ちゃんと想くん。
「お母さん、最近手話使わないから、忘れちゃうって心配してたよ。そろそろ顔見たいって。」
想くんの顔が曇っていくのを見て、同じように顔が曇っていく萌ちゃん。
「最近、お兄ちゃんの周り色々変わって…、萌のせいだけど、わかってるけど、で、お母さん、それ心配してて。」
「心配されるのが嫌だから、帰らないんだよ」
やっぱり萌ちゃんは自分が湊斗くんに耳が聞こえないことを言ってしまったことをすごく責めてる。「萌のせいだけど…」って言う声がかすかに震えてて、そんなことないよって、想くんにとって、良い変化ももたらしてるよって言ってあげたくなった。でも想くんはそうじゃ無くて、そこは否定してあげなくて、「心配されるのが嫌」と頑なに帰ろうとしない。
「実家から帰るときに荷物増える現象、そろそろ名前欲しいわ」
「親の真心。言葉じゃ伝えきれないからさ、物に託すの。」
「持って帰らなきゃじゃん」
「郵送する?」
「いい、持てるから」
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
「持てないから要いよ」って行った物たちを、「持って帰らなきゃ」「いい、持てるから」に変える言葉「親の真心」。天才かよって思った。実家を出るときはいつも「行ってらっしゃい」「行ってきます」このやりとりだけで、すごく良い家族なんだなあって言うのがわかる。
「おすそ分けしたら?俺これからバイトだから。なんか、好きなようにして良いよ。好きな人呼んで。」
さすが「紬を幸せにし隊」のグループライン作った張本人だよね。
紬の家族は本当に良い人ばかり。
栗ご飯頬張る想くんが可愛すぎてここだけで何度も観れるね。
想くんに持って帰ってほしくて、お母さんみたいにせわしなく動く紬も「真心」だね。
「私ね、居たくて、居るだけだからね。佐倉くんに、なんもしてあげられないし、なんかしてあげようと思って一緒にいるんじゃないから。だから、佐倉くんが私と一緒にいるのが大変とか迷惑とか疲れるとか、そういうのあったら言って?私は、ないから。もし今後、合ったら言うから。ちゃんと、言うから。」
「わかった」
「それだけそれが言いたかっただけ。あと、お母さんのご飯、食べて欲しかっただけ」
伝わった。ちゃんと伝わったね。
まだ最初の頃の方、想が紬のことを「まっすぐ」って言うのにちょっと私はピンときてない部分があったんだけど、回を増すごとにこの紬のまっすぐさに触れて行って、何より想がどんどん変わっていくのがわかって嬉しい。紬のまっすぐな言葉がちゃんとまっすぐ想に伝わって嬉しい。聞こえる聞こえない関係ない。それがわかって嬉しい。
「青羽はこれ作れないの?」
「ごめん、手話わかんなかった。もう一回いって?」
さっきよりゆっくり丁寧に動きを変えて伝える想くんかわいい。
わかってるのに、わかってないふりをした紬に
「通じてるでしょ〜!!!」って笑いながら言う想くん。1話の冒頭で泣きながら「俺たちもう話せないんだよ」と伝えた想が、「通じてるでしょ」に変わるの泣けるね。
朝のシーン(ごめん、私この絵を見ておまっ、あんだけ付き合ってないって言っときながら泊まったんか!!!って思ってしまった。ほんとごめん。実家に帰ってるだけだった。)
あんなに頑なに帰りたくない意思を示して居たのに、紬との「いつあっても親は親って感じ。」って言う会話の中で、帰ってみようかなって思えた想も偉いね。緊張した面持ちの想。
「おかえり」
「ただいま」
いつも通りの親からの「おかえり」に家族の前でしか出さない声で「ただいま」と言う想。
嬉しそうなお母さん。安心した表情の想。うん、これでこそ家族だね。
来週はもうしんどい。
もう見なくてもしんどい。紬が笑顔で「ずっと」って手話をしていたのがどうにか希望でありますように。それを願って来週まで楽しみにしてます〜〜!!!!