碧のサカナ

V6.嵐.ジャニーズWEST.ハロプロについてお話しします。

やっぱり「silent」第4話の感想が書きたくなったからかこう

 

 

青羽の家を飛び出した湊斗。追いかける青羽。

二人の帰りを待つ佐倉くんと弟の光。

 

「ダメ。佐倉くん邪魔だから。邪魔しないで。」

 

 

光の湊斗推しには何か理由があるんだろうけど、きっと紬が振られた時の落ち込みようを弟ながら知ってるから。そして苦しい時に紬を救ってくれた湊斗への信頼がすごいんだろうなあと思う。でも佐倉くんにどこまで光の言葉が伝わったかわからないけど、「邪魔」って言われるのはしんどいだろうなあ。だって邪魔に見えるけど、湊斗の涙は本当は佐倉くんへのものだから。

 

 

家に戻って来た紬と湊斗。

またどうせファミレスへ行くのに、上着を脱いで手を洗うあたり、紬も相当緊張してるのが伝わる。こういう細かい描写が上手いんだよね。

 

 

 

「ご飯行こう。ファミレスでいい?」

「え、やだ。この4人でファミレスとか絶対嫌だ」

「この4人でファミレスとか行くわけないでしょ。このふたりは置いてく」

「ええ〜」

「じゃあ、あとよろしくね!行くよ!」

 

 

ちょっとこのやりとり笑ってしまった。

光の素直な発言と言い方が妙にツボなんだよね。でもこの3人にはこのくらいズバッと気持ちを言える人が必要だと思う。

 

 

 

"青羽なんて?"

"光とご飯行くって。二人で話せって。"

 

おもむろにタブレットを取り出す佐倉くん。

最初に紬と話した時と同じような、すぐに文章にしてくれるタブレットにあたふたするようなやりとりを湊斗がして行くのかなあ〜なんて安易なこと思ってたけど、全然違った。

 

「ごめん、紬。機嫌悪くて」

「なんか食べ行ったなら大丈夫」

「そう、お腹減ってるとね。余計に」

 

彼氏しか知らない情報を二人して共有して笑いあってるのしんどい。

二人の彼女になれる世界線どこ?????教えろ?????

 

 

 

「帰って死体あったらどうするよ。成人男性二人をどこ埋めるよ」

「なんでどっちも死んでんの?今頃私の悪口で盛り上がってるよ、多分」

「えっ、元親友同士で?今カノと元カノの悪口で盛り上がってんの?ウケる」

「……」

「全然ウケない。なんも面白くない」

「あのふたりはちゃんと話せば大丈夫。大丈夫」

 

 

自分に言い聞かせるように頷く紬。

 

話が盛り上がって、佐倉くんが聞こえないことを忘れて立ち上がってしまう湊斗。

反応しなくなったタブレット。聞こえない世界。気づかない湊斗。

 

 

「みなと…」

 

 

呼ばれた名前。戸惑う湊斗。

きっともう、2度と自分の名前を呼んでもらうことはないって思ってたんだと思う。久々に呼ばれた名前はやっぱりあの頃とはきっと声のトーンとか違うだろうから、嬉しいのか悲しいのか、湊斗はどういう感情だったんだろう。

 

「喋ったほうがいい?」

 

家族の前でしか言葉を発さなかった佐倉くんが、多分途轍もなく勇気を出して発した言葉。

 

「喋りたくなかったから、喋らなかったんでしょ。だったらいいよ。想が好きな方で」

 

 

どこまでも優しいね。どこまでもふたりは相手のことを思いやっていて、それが見ていてすごくしんどい。

 

 

「ほんと、全然変わんないね」

「湊斗だって変わらないじゃん」

「何が?」

「病気のこと、黙っててごめん」

 

 

きっと佐倉くんは湊斗にもっともっと怒りをぶつけられると思っていたと思う。

でもどこまでも佐倉くんのことを心配して、そのままでいいよ、って言ってくれる湊斗は高校生の頃から何も変わってなくて、それが嬉しくもあり苦しかったんだと思う。

 

 

「紬、大丈夫だよ。この3年、ずっと一緒にいたけど、ずっと元気。想の心配なんかいらない。付き合いだした頃、サッカー部のみんなからなんでお前なんだよってつりあわねえよって言われたけど、周りがどう思ってても、俺も紬も好きで一緒にいるから、任しとけ、とまでは言えないけど。でも、今の紬も、ちゃんと楽しそうだから。心配しないで。」

 

「任しとけ」とまでは言えないのが湊斗の優しさであり弱さであるのかなあ。

十分、十分すぎるほど、湊斗は魅力的だし全然つりあわなくないのに、それ以上に「佐倉くん」の存在が二人にとって、周りにとって大きすぎたのかなあ。

 

そしてこの言葉を聞いて悲しそうに笑う佐倉くんがしんどい。大好きじゃん…まだ全然大好きじゃん…。

 

 

 

「想、高校の時から全然変わってなかった。そのまんまだった」

「わかる。話してみると、あ、佐倉くんだってなるよね」

「変わってなくてよかった。想があんな感じだったら、こっちも気遣わなくていいっていうか」

 

 

 

 

 

 

コンビニでばったり会う佐倉くんと光。

飲んだぶんのビールはきちんと買って渡すあたりがこの人もすごく気遣いだよね。

そして冷たいこと言うくせに、ビール一本返すあたりが光の優しさだよね。

きっと聞こえないから届かないのに、「じゃあ、車に気をつけて」って言えるのも優しさがにじみ出てる。紬の弟だね。

 

 

ばったり会ってしまう紬・湊斗カップルと佐倉くん、奈々。

なんとなく気まずい。手を繋いでる姿を見てしまって、付き合ってる二人を実感してしまう。

 

この8年、あんなに会うことがなかったのにあの再会からこんなにも偶然会ってしまうのが運命の恐ろしいところだよね。

 

紬に彼氏がいて、その彼氏は想くんの友達と知った時の奈々が悲しそうで、あ、この子本当に純粋に、ただただ佐倉くんのことが好きなんだなって思った。あざといけど、ただただ純粋に好きなだけなんだよね。

 

 

 

「いつか別れた時のこと考えちゃうから、女の子と付き合うの勇気いるって。付き合い始めた彼女に言うなよって思ったけど」

「なんか、ぬるっと付き合い始めちゃったから」

「確かに」

「もし、別れても。別れたとしても、別れるまでに楽しいことがいっぱいあったら、それでいいのにね」

「うん、別れないのが一番いいけどね」

「そうだね」

 

 

この時から湊斗は別れることを考えていたのかな。

でもここの言葉って、高校生時代の付き合っていた青羽と佐倉くんのことを言ってるようにも聞こえて。別れたとしても、それまでに楽しいこといっぱいあったよねって、青羽に言ってるようにも聞こえるんだよ。

 

 

「なんか無視したみたいでごめん」

「こっちこそ」

「隣にいたの彼女?」

「友達」「隣にいたの彼女?笑」

 

 

紬を振る前に、想に彼女がいないかきちんと確認しているようにも見えて辛い。

そして、冗談で「隣にいたの彼女?笑」なんて自分で送っておきながら辛そうな顔する佐倉くんもしんどい。

 

 

思わず見つめ会う佐倉くんと湊斗。こんなの、恋が始まるやつじゃん。イケメン二人で何やってんだよ。需要ありすぎだよ(うるさい)

 

フットサルに誘う湊斗。

 

「なんて言うのかな、大丈夫だなって。みんな、元に戻れるなって。戻れたら、俺は嬉しいなって。俺はね」

 

 

最後まで見た後にこのセリフ聞くと、何度も何度も「俺はね」って、あくまでも俺の意見だよって伝えていてしんどい。どこまで優しいの…。

 

 

紬も湊斗も、「何にも変わってない。」って言うけど、二人は確かに何も変わってないわけで。生きてれば訪れる成長や環境の変化でしかないわけで。でも佐倉くんは、やっぱり「変わった」んだと思う。性格や見た目はそのままでも、やっぱり「音が聞こえていた」時と「音が聞こえない」時とでは全然違うんだと思う。環境も、つるむ友達も、できること、できないことも全然違うんだと思う。それを二人に伝えないで、「みんなに気を遣わせるから」ってあくまでも周りのことを優先するの、本当に優しい人だよね。私だったら、私の何がわかるの?って思うと思う。3人とも優しすぎるんだよなあ。いいとこなんだけどね。

 

 

 

紬と湊斗が一緒にご飯を食べるシーン。

ここがすごくいいなって思ったのがさ、食卓に並ぶ料理たちが、多分ほとんど全部お惣菜なんだよね(笑)紬が作ったとかじゃなくて、外で買ってきたものたちを二人で美味しそうに食べながら話しているのがいいなあ〜って思ったんだよね。どちらも無理しない、無理して料理しない、美味しいものを美味しそうに食べる二人の雰囲気、すごくいいなあ〜って思った。

 

 

 

湊斗に電話する光。

寝言で湊斗の名前呼んじゃうくらい湊斗のこと好きなんだよ。

 

「日曜、一緒にフットサルする?」

「しない。体動かすの嫌い」

「だよね。紬はちょっと借りるんだけどね」

「借りるって?」

「通訳お願いするだけ」

「ああ…ね」

「光も手話覚えれば?紬に教えてもらってさ」

「…なんでそんなこと言うの?なんで手話覚えろとか言うの?」

 

 

 

正直、3話の予告で湊斗が紬に「お願いがあって…」と言っていたシーンを見た時から、ああ、湊斗は別れることをお願いするんだなって思った。もうめちゃくちゃ伏線じゃん…もうさ。

 

 

 

「なんでいるの?」

「通訳さんです。お出迎えに来た。よろしくお願いします」

「……」

「本当に不安な顔しないでよ」

「青羽ならいてもいなくても一緒だと思う」

 

 

青羽がいてちょっと嬉しそうな佐倉くん。

こうやってちょっと悪態つきながらじゃれてるのが二人の可愛いとこだよね。

 

 

「青羽も試合するの?」

「いいよ、やっても同じチームでも文句言わないでよね!」

「同じチームはやだよ」

「なんで」

 

また、湊斗とは違う雰囲気になるんだよね。このふたりだと。どっちがいいとか悪いとかじゃないんだけど、全然違うんだよね。

 

 

「なんか、全然佐倉くんだね」

「佐倉くんだよ」

「高校の時のまんま。全然変わってない。呼んだら振り向きそう」

「それね」

「佐倉くーん!久しぶり〜頑張って!あ、なんか通じたっぽい!お〜い!」

 

 

マコちゃんもすごくいい友達だよね。そして本当にみんな佐倉くんのことが大好きすぎて辛い。もう大好きじゃん。大好きだから何にも言わずに離れていったこと。許せなかったんだろうな。

 

 

 

「想、飲み物買い行こ」

って言われた想の顔が嬉しそうで、あんな話になるなんて一ミリも思ってなくて。辛い。ただただ辛い。

 

 

 

 

 

「紬、お願いがあって。」

「うん」

「別れてほしい。別れてほしい」

「え?」

「別れよう」

「なんで?」

「好きな人がいるから」

 

 

それはもう、最高のアイラブユーでしかないことを私たちも紬も知っちゃってんのよ。湊斗ってやつは、もう、その好きな人は紬であり、想なんでしょ?でも二人だって湊斗のこと大好きなんだよ?

 

 

 

 

自販機で飲み物を買おうとする湊斗。

横からコンポタのボタンを押す想。

出て来たコンポタを眺める湊斗。

ちゃんと、ふたり分の水を買って渡す想。

 

もし、もしだけど、コンポタを受け取らせることで、結果的に紬の元にそのコンポタが行くことを想定して押していたのだったら、これはこれでアイラブユーだよね。紬の好きなものを今でも覚えていて、それを間接的に紬に届ける。勘のいい湊斗だから、出て来たコンポタを眺めた時、そう考えたんじゃないかな。

 

 

「久しぶりに会ってどう?みんなと。大丈夫?」

「(頷く)」

「そっか。だよね。紬も大丈夫?俺のせいで会うの気まずい?紬、ちゃんと食べて寝てるかだけ、それだけは気にかけてね。この3年、本当は楽しくなかったと思う。行きたいとこ、食べたいもの、欲しいもの、俺全部、なんでもいいよって紬の好きでいいよって言うから、つまんなかったと思う、紬が教えてくれた、音楽とか映画とか、いいねって感想しか言えなくて、俺本当つまんないから、想は違うからいいんだけど、大丈夫なんだけど…」

スマホを取り出して、湊斗に話しかけようとする想を制す湊斗)

「紬、想の横にいるときが一番可愛いんだよね。知らなかったでしょ。いつも自分が見て来た紬だって思ってるでしょ」

「みみ、聞こえないんだよ?」

「耳、聞こえないだけでしょ?他、何にも変わってないから、ちょっとは性格歪んでないかなって少しは期待したのに。別に、想のためとかじゃなくて、どっちかって言うと、紬のためで、本当に本音を言えば、自分のため。俺がしんどいだけ。ふたり見てて、ふたりがどう思ってるか、何考えてるかわかるから。言ったじゃん。みんな戻れると思うって。戻れたら、俺は嬉しいって。」

「みなと…」

「呼んであげて?紬も、つむぎって。喜ぶから。」

 

 

 

湊斗にとって、想は、好きな人作って、紬を一方的に振った奴で止まっていて、だから紬が想と再会しても、不安はあるけど、別れは選択していなかった。でも自分も再会して、話す中で何にもあの頃と変わっていない(ように見える)想を見て、身を引いたんだと思う。でも、誰も笑ってないよ?誰も得してないよ?誰も望んでないよ????紬も想も湊斗も誰かじゃなくて自分をただただ責めてて、それが辛い。みんな優しさの塊だから、気遣いの塊だから、それが全部全部うまくいかなくて辛い。みんな幸せにはなれないの?もうみんな幸せになればいいじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

正直、4話は泣かないぞと決めてたんですけど、まんまと泣きましたよね。

難しいなあ〜なんでこんなシンプルなのにこんな難しいんだろう〜。そう思いながらもう大号泣でした。5話もめちゃくちゃつらそうな予感しかないですが、見届けるぞ〜!どうかみんな幸せになれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

もうどうしたって書きたいから「silent」第3話の感想を書こう

 

1話、2話は見終わってからまたすぐにもう1回見たのに、3話はなぜかそういう気分になれなくって、今こうして感想を書きたくてもう1度再生しているところなのに、なぜか少し躊躇してしまうんですよね。それだけ切なくって苦しかった。

 

 

 

 

あんま興味なかったけど、青羽が好きっていうから見た映画。

「人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった」ってなんだそれって思っていたけど、そっか。これか。こういう感じか。

 

すごく仲のいい友達と、すごく好きな人だったから、嬉しかった。すごく切なくて、ちょっとだけ嬉しかった。

ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、嬉しかった。

そんな自分のことも、この時の想のことも、許せなかった。なんとなく連絡を取るのは気が引けて、その後再会したのは、高校の同窓会だった。

 

 

 

最後の最後まで3話を見た後にもう1度この湊斗の言葉を聞くと胸が痛い。

大好きな友達と大好きな人が付き合った時に、「嬉しい」って思える湊斗くんが一体どんな気持ちで想が耳が聞こえないことを知ったのだろう。それだけ想への友達としての気持ちが大きくて、大きくて、もう泣かずにはいられなかった。

 

 

 

仕事ができそうな青羽がどうしてフリーターをやっているのかずっと気になっていた。

こういう理由だったんだね。こういう時に助けてくれた人ってずっと自分の心に残ってるものだよね。最近の自分を見ているような気がした。

 

ファミレスの窓越しに話す青羽と湊斗。

聞き取れなくて、うまく会話ができない。

湊斗の「そっち行くね」の笑顔が最高。それだけで、仕事なんてどうでも良くなってくる気がする(やめなさい)

 

 

「戸川くん、会社の女の人にさ、挨拶で体触ることある?ないよね?する人もいるらしくてさ、いてさ、挨拶なんだって。文化の違いかな。」

 

 

ちょっと泣きそうで、少し言いづらいことを表情を見せないように書類で顔を隠しながら言う青羽。そんな青羽に気づいて、ガラスに反射する表情をみる湊斗。本当に気が遣える優しい二人だよね。

 

「動画、検索して。犬と猫。スペース仲良しって。」

「犬と猫」

「可愛いの出てくるから、それ見てて」

 

 

Wi-Fiの設定した時に、湊斗くんが自分で検索してもよかったはずなのに、人のパソコンだから勝手にサイト開いたりしないところが湊斗。この時から、青羽の気持ちを落ち着かせることのできる人だったなんて、、、私の中の佐倉くん推し推しどんどんが急に湊斗への応援に変わる。

 

 

言われた通り、きちんと動画見て笑ってる青羽も同じくできるこ。

 

「メロンソーダとオレンジ、どっちがいい?」

「コンポタ」

「ドリンクバーにコンポタはありません」

「コンポタあ〜」

「無理です」

「無理かあ〜」

「無理なことってあるんだよ。無理してやったことって、無理なことなんだよ。無理すると、本当に全部無理になっちゃうんだよ。やればできるって、やらせるための呪文だよ。期待と圧力は、違うよ。俺、人殴ったことないし、殴りたいと思ったこともないのね。でも、その、青羽の職場にいる、青羽に、挨拶する奴は、俺会ったら、多分殴っちゃうと思う。」

 

 

少し声を震わせながら言う湊斗くん。何年も会ってなくて再会して、そんな時にこんな言葉かけられる湊斗くんは正真正銘の優しい。

 

 

「そっか、会わせないようにしなきゃね」

「青羽も、もうそいつに会って欲しくない」

「(パソコンを渡して)見ていいよ。元気出るから」

「ありがとう」

 

どこまでも、二人が相手のことを思っていて辛い。

いいんだよ、二人とも自分の気持ちを優先したって。

 

 

映画を見てる時に寝てしまった青羽をよしよしする手が、触れそうで触れなくて大事にしすぎてて辛い。寝ながらポテチ食べられる相手は信用してる相手だよ。

 

 

「誰かを思い出したような顔をする」川口春奈ちゃんの表情がうますぎて、優勝。

 

 

その誰かが、店に来たらどうしよう、そんなことばかりを考えていた。

くるわけないのに。その頃にはもう、その誰かは、想は…

 

 

青羽と佐倉くんが一緒にいるところを見てしまった湊斗くん。

どうして気がつかなかったんだろうって思ったんだけど、もし嫉妬10割プンプンモードだったら、この時点で佐倉くんのこと、追いかけてないよね。一方的に電話切って、家に帰ればいいんだよね。でも湊斗くんは帰ろうとした佐倉くんを追いかけた。

 

 

「想、想!そう!!!」

 

「ハンバーグ行こう。食べ行こう。」

「本当、今日じゃなくていい」

「行こうよ」

「いいって!!!!!」

 

 

佐倉くんが青羽に「俺行くね」って手話をした時の湊斗の表情が忘れられない。多分この時に初めて佐倉くんが手話をするのを湊斗は見て、それで嫌でも耳が聞こえないって言う現実を見てしまった。でも踏切一個ぶんの距離があるし、名前だってまだ自分は呼んでないし、きっと振り返ってくれるはずだし。そう思って帰ろうとする佐倉くんの背中に呼びかけるけど、聞こえないから振り向くはずもない。現実を受け止めきれないままの湊斗にいつものように何もなかったかのように日常会話に戻ろうとする青羽を思わず振りほどきたくなる気持ち、、、あんなに優しい人がそうしてしまう気持ちって、どういう気持ちなんだろう。

 

 

 

 

奈々と佐倉くんのシーン。

佐倉くんを見つけて、迷わずにリュックのチャックを少し開ける奈々。

あざといなあ〜〜〜〜でもなぜか嫌いになれないこの子。(そしてマジで佐倉くんってこういうあざとい女子に気づかなそうなのが草)

 

 

「カラオケでも行く?」

 

なんて冗談を佐倉くんに言えるのは奈々しかいないから。

だから嫌いになれないのかな。

 

 

 

 

 

「姉ちゃんまた窓開けっ放しだったんだけど。虫はいるからやめてって言ってるじゃん」

 

罰として夕飯当番に任命するのに、お腹減らないっていう姉をすぐに心配する弟、可愛すぎる。本当にお姉ちゃんのことが好きなんだなあ。まだ詳しくは描かれてないけど、この姉弟もきっとすごく苦労しながら二人で支えあって来たんだなあっていうのが分かる。だって普通、姉の彼氏の職場にまで行かないよ。弟は湊斗くんなら姉を幸せにしてくれるっていう信頼がすごい。そして何が何でも早く二人に結婚してもらって幸せになって欲しいのが伝わる。

 

 

 

佐倉くんに電話をする湊斗。

ここも全部全部見た後に、もう1度見ると胸が苦しくなる。

どういう気持ちで、湊斗は佐倉くんに電話をかけたのだろう。悲しいとか嫌とかいうよりも戸惑いの表情を浮かべる佐倉くん。この人も二人に負けないくらい「優しい側」の人間だよね。

 

 

 

 

「ノック、聞こえなかったの?」

「あ〜聞こえたよ。返事するのがめんどくさかっただけ」

「はあ、そっか」

佐倉くんのお母さんが「聞こえない」に敏感になっているのが分かる。

 

「お兄ちゃん、最近紬ちゃんと会ってるらしいよ。なんか手話勉強してくれてるんだって。何て言うんだっけ、そういうの。健気?ありがたいんだけどさあ〜なんかちょっとイラっとするよね。気分いいのかな?今まで何があったのかも知らないのに、あなたのために一生懸命手話を覚えます〜って自分は楽しくその間、湊斗くんと呑気にヘラヘラ楽しく生きて来たって…」

 

 

青羽の弟は姉のことをすごく大切にしてるけど、佐倉くんの妹もすごく佐倉くんを心配してるんだなあって思った。耳がだんだんと聞こえなくなって行く辛さや大変さは家族にしかわからない部分がきっとあって、全部全部過程から見て来た萌ちゃんがこういう風に思うのはきっとすごくお兄ちゃんを大切に思うからだよね。登場人物、みんないい子すぎんのよ…

 

 

 

ゴミ出し論争をしていたのに、結局一人でゴミ出しに行っている青羽は誰が見ても良い子。

雨の中両手にゴミを持ちながら歩く青羽を偶然見つけた佐倉くん。

小走りで濡れている青羽の元に駆け寄るのかわいい。大好き(どさくさ)

 

 

「ここで働いてるの?」

「ああ、うん」

「(エプロン直しながら)似合ってるね」

「ありがとう」

「仕事終わるの、待っててもいい?」

「うん、いいよ。でも後1時間くらいあるけど」

「待ってるね」

 

佐倉想、優勝すぎひん?????

 

 

もうさ、青羽への好きがダダ漏れちゃってんのよ。

そして私の目黒くんへの好きもダダ漏れちゃうのよ(どさくさやめなさい!)

 

正直、こちらからすると雨で湿気もすごいし前髪決まんないし、エプロン片方外れちゃうし両手にゴミだし、もう最悪なコンディションなわけですよ。それなのに似合ってるねって微笑みながら言ってくれる佐倉くんなんなん?????それ、好きな人にしか思わんやつなんよ…。そして、大学生になりたての頃、公園で待ち合わせして前髪気にしてた青羽はもうここにはいなくてそれも相まって胸が苦しかった。

 

 

 

カフェで小説読んでる佐倉くんの横からのショットがイケメンすぎてつらい。

ガラス越しに手話で会話する青羽と佐倉くん。

冒頭で、ファミレスでの窓越しでの湊斗との会話では、湊斗の言っていることがわからなかったのに、手話で佐倉くんとは会話できちゃうのつらい。二人の中で共通言語ができて言っているのが嬉しくもあり苦しい。

 

 

「湊斗に悪いからもう二人で会うのはやめよう」

「ちょっとまって」

 

 

きっと、「私は今湊斗が好き。佐倉くんのことはもう好きじゃない」だけだったらきっともう青羽は手話で伝えられたはずなのに、そのスキルを持っていたはずなのに、あえてスマホで、文章で見せるの苦しい。佐倉くんはスマホにしか目がいかないから、青羽がどんな表情で、話してるかもわからない。文字だけで見るのとは全然違うのに。

 

 

「私、湊斗のこと大好きなんだよね。二人で会うの、湊斗に悪いって思うのは分かるけど、私たちそんなことで喧嘩になったりしない。別れたりしない。それより、また湊斗とも仲良くしてくれたらいいなあって思っていた。私が言うことじゃないから、無理にあわせようとしなかっただけで。佐倉くんとは、時々ご飯とかいって手話で話せたらいいなあって思ってたの。なんか、もっとどうでもいい、なんでもない話、したかっただけだよ。今はもう、佐倉くんのこと、高校の同級生としか思ってない。今好きなのは湊斗。佐倉くんは違う。好きじゃない。」

 

目に涙をためながら話す青羽の表情を、佐倉くん、見てやってくれよ…。

 

「みなと…湊斗って呼んでるんだね」

 

あの言葉を聞いて、最初に思ったのがそれなのが苦しい。

佐倉くんの記憶では、青羽が呼んでいたのは「戸川くん」で、もうそこからの音の記憶の更新はないわけで、湊斗って呼ぶことで、二人の距離感とか、あれからの歴史とかわかってきっとつらいんだと思う。自分は「想くん」って最後にしか聞けなかったのに。

 

 

何も言えない青羽。

その表情を見て、咄嗟に「また連絡するね」と席を立つ佐倉くん。

泣いちゃうよね、青羽…。

青羽が泣くところは全視聴者が泣くところだから、もう一緒に私も泣いちゃう。

 

 

 

 

「手話の青羽って」

「ああ〜青羽さん!青羽さんの…弟さんですか?」

 

風間くんが出てくると急に舞台っぽくなるのいいよね(笑)

そして苦しい切ない〜って号泣してんのに、「風間くんじゃん!」ってついついなってしまうの、いいよね(笑)

 

 

湊斗くんと話しながら青羽との関係性をまとめようとして、色々悟ってしまう風間ぽん。

 

「会ったんです。俺も。その友達、久しぶりに。背中に名前呼んで、昔みたいに名前呼んだんです。でも振り返ってくれなくて、聞こえないから当たり前なんですけど。でもどっかで、なんか、何かの間違いかもって」

「聞こえないなら振り返らないですよ。当たり前じゃないですか」

 

冷静に、穏やかに、冷淡に、諭す風間ぽん。

現実を突きつける風間ぽんもきっと過去に同じような思いをした人なんじゃないかな。

その目を反らせない湊斗。

 

 

 

 

考え込んでしまう佐倉くん。

お母さんに電車賃取り上げられたのに、きちんとお兄ちゃんの様子を見にくる萌ちゃんはとてもいいこ。(余談だけど、目黒くん、ピンクの服似合うね)

 

「萌、」

「ん?」

「何しに来たの?」

 

音の高さも滑舌も聞こえないから喋りづらそうな低い声の佐倉くん。

目黒くん、うまいよねここ。

 

萌ちゃんの「聞こえる人」の手話、もうまい。

「手話するの、忘れちゃう」って明るく言い放つ萌ちゃんを見てクスッと笑いたくなる佐倉くんの気持ち、分かるよ。お母さんが萌ちゃんに様子を見にいかせるのも全部分かるよ。

でもちゃんとお兄ちゃんの表情を実は人一倍気にして見ているのも萌ちゃんなのも全部全部いいこ。

 

「また仲良しなれた?戻れた?」

「戻れないよ」

「なんで?紬ちゃんと付き合ってるから?」

「なんで知ってんの?」

「もう昔のことじゃん。普通にどっちとも仲良く友達に戻ればいいじゃん」

「戻れないよ」

 

 

佐倉くんは今でもやっぱり好きなんだね。

「昔のこと」って割り切れたら楽なのにね…。そうさせてくれないから感情って厄介だよね。

 

 

 

結局わからなかったけど、佐倉くんが青羽の家に来た理由ってなんだったんだろうね。会っても会わなくても話せないから同じって言っていた人が、会いにくる理由ってなんだったんだろう。

 

 

 

部屋の中に入って来たてんとう虫。

きっと、青羽が窓開けっ放しにするから入って来たてんとう虫。

こういう一つ一つのセリフが全部伏線になって回収してくれるのがこのドラマの丁寧なところ。

 

 

そして別に放っておいてもいいのにきちんと指に乗せて、外へ逃がそうとしてあげる湊斗くん。だからこそ、見つけた佐倉くんの存在。何これ、こんなことあっていいの。

 

 

あんなに電話が大好きでよく二人でしていた電話を、もう2度と電話ができない佐倉くんは、目の前で湊斗くんがしているのを見てどう思っているんだろう。

そして、青羽を落ち着かせるために言った「大丈夫だよ。落ち着いて」が全部全部自分に言い聞かせてるようにも聞こえる湊斗くん。

 

「ゆっくりでいいから」

なんて言われても足早に坂道を歩く青羽。必死に追いかける弟。

 

共通言語がないから、話せない二人。気まずい空間。

 

「想、ビール飲む?俺のじゃないけど。そう?」

 

聞こえない佐倉くん。

ビールを渡す湊斗。聞こえないから消すTV。

 

「想の方が誕生日早いから、俺の二十歳の誕生日に一緒に飲みに行こうって、それまでお酒飲まないでいるからって言ってたくせに。もう26なんだけど。想?想、無視すんなよ。想?それのせいで別れたの?それ隠したくて、心配かけたくなくて消えたの?想らしいよね、隠すとか、別れるとかそういう風に決めちゃう感じ。紬に迷惑かけたくないとか、分かるけど!分かるけどさ!なんで俺に言ってくれなかったの?なんか、力に…なれないけど!なれないのわかってるけど!でも、言ってくれないのはさ、」

 

全部全部聞こえない。佐倉くんには何も聞こえない。

でも佐倉くんも泣いてたね。聞こえないけど、泣いてたね。

 

咄嗟に湊斗を追いかけた青羽。その姿を見てまた少し悲しそうな顔をする佐倉くん。湊斗を選んだのに、迷いはなかったね。

 

 

 

 

 

高校生の頃のふたり。

前を歩く想を見つける湊斗。

名前を呼ぶけど、想は振り返らない。

 

 

 

「そう!」

「…」

「そう!!」

「(含み笑い)」

「ちょっと!無視すんなよ!想!」

 

 

なんて大好きな人を見る目で二人とも笑うのよ。なんでそんな、楽しそうなのよ。なんで、なんでもう、二度とこんな当たり前のことができないのよ。

 

 

 

 

「湊斗、なんか話したの?」

「話してない。聞こえないし、話せないし」

「ごめん、その、佐倉くんに会ってたの」

「そんなこと怒ってない。そんなの全然別に気にしてない。…気にしてるけど、すごい気にしてるけど、でも大したことない。気にしてるってほどじゃない」

「なんかあったの?」

「なんかあるよ。色々ある。簡単に受け入れられないこと、いっぱい。…すんなり受け入れて、手話まで覚えて、普通に顔見て話して、すごいよね。すごいよ。紬…想の方がいいんじゃないかって。取られるんじゃないかって」

「ないよ、大丈夫だよ」

「そう思って、そういうこと気にして、イライラしてる方が、楽だったから。想のこと悪く思えば、楽だったから」

「湊斗…」

「友達の病気受け入れるより、ずっと楽だったから。

 

 

名前呼んで、振り返って欲しかっただけなのに。」

 

 

 

 

 

 

私も青羽と同じ顔して泣いた。たくさん泣いた。

なんだよ、もう。なんだよ、それ。そんな切ない理由があっていいの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか回を重ねるごとにこのドラマへの愛しさが溢れちゃって、早く木曜日こないかなあってなって、毎話号泣しかなくて、本当に本当に全キャストとスタッフさんが丁寧に丁寧に作ってるのが伝わります。来週も待ち遠しいね。楽しみに木曜日を待ちます。

 

 

 

 

 

またどうしても「Silent」第2話の感想が書きたくなった

 

高校生時代の青羽と佐倉くん。

どうでもいいやりとりこそが青春だよね。

 

前の席に座って椅子を反対にして、後ろの席の彼女に話しかけるのですら青春に思う。

 

 

突然の顧問。

 

 

「部活引退して、進路決まって、残りの高校生活で恋愛か。完璧か。絶対幸せになれよ。お前ら二人が付き合って学校中が失恋パンデミックだよ。お前ら自分がモテるって自覚あるか。自覚ないだろ。自覚のないモテるやつ、先生嫌いじゃないよ。帰れ!おう帰れ帰れ!手繋いで帰れ!気をつけて帰れよ!!」

 

 

「本当に手繋ぐんだ」

「顧問の指示だから」

 

 

 

ちょっ、どこの世界にこんな完璧なやりとりあるの?????

 

学校中の???人気者二人が????付き合って????手を繋いで帰るだと???その理由が、顧問の指示だからってはにかみながら言ってくれるの???はあああ???好きしかないだろこのやろう。

 

 

 

 

徐々に徐々に、耳に違和感を覚える佐倉くん。

ここ、まだ詳しくは書かれていないけれど、佐倉くんのお母さんがすごく耳のことに敏感になっている気がして、何かきっと理由があるんだろうなあと思う。

 

「いつから?」

「卒業式の後から」

「聞こえにくいの?」

「なんか、ずっと耳鳴りみたいなのしてて…すごいうるさい」

 

ここの目黒くんの表情、これだけで泣ける。

佐倉くんっていつも笑顔なんだけど、それが悲しかったり優しかったり、笑顔のパターンが何パターンもあるイメージ。対する青羽は泣く表情が何パターンもあるイメージ。

 

 

 

公園で待ち合わせする二人。

好きな人に会う前に前髪確認する青羽可愛い。

でも早く好きな人の前に行きたくて走っちゃうから、結局崩れちゃうのもっと可愛い。

黙って直してあげる佐倉くん優勝。

 

 

 

「今日、なんで?」

「ああ、うん。青羽に聞いてほしいことあって。」

「何?」

「………」

「大学、大変?部活で嫌なことあった?佐倉くんに向けられる悪意ってね、全部嫉妬だから聞き流して大丈夫だよ。みんな佐倉くんのこと嫌いなんじゃないの。好きすぎるの。人の悪口ってね、悪口言っていい人には言っていいんだよ。私、言っていい人だから。寝たら忘れる人だから。はい、どうぞ。」

 

 

青羽の優しさに何も言い出せなくなる佐倉くん。

大学一年生でこのやりとりできるのマジで外見も中身も美しいな。

お互いを思う気持ちが強すぎて言葉が出てこないの切なすぎる。

 

 

「泣きたい時。優しくされると泣きたくなるよね。わかる。いいよ、泣いとこ泣いとこ。男の子だって泣いていいんだよ。私、寝たら忘れる人だから。」

「大丈夫。泣くの大丈夫」

「うん。じゃあなんかあったら電話して?」

「うん、わかった」

「なんもなくても電話して。」

「わかった」

「佐倉くんの電話したい時に電話して。私、したくない時ないから。24時間体制だから。」

「青羽、電話好きだよね」

「うん、好き。声、聞けるからね」

「声はね、聞きたいよね」

「佐倉くんの声聞くたびに思うんだよね。好きな声だなあって」

 

「青羽、ごめん。時間が。」

 

「あのさ、名前言ってもらってい?」

「つむぎ?」

「うん、知ってる。えっとねえ…」

「あ、佐倉くんってこと?え、あ、そういうことか」

「想くん」

 

 

泣くよね…。もう始まって20分で大号泣だよね…。

こんなに想い合っている二人なのに、耳が聞こえなくなるって言う現実が、2人の会話を絶妙に噛み合って行かなくさせるの苦しいしかない。川口春奈ちゃんも目黒くんもお芝居うますぎなんよ…。そんな表情しないでくれ…

 

 

公園での別れから、現実に戻って、1話のラストシーンの別れに戻る。

二人とも号泣して、それぞれの道を歩く。

 

 

「つむぎ?大丈夫?バス乗れた?」

「あ、大丈夫」

「今どこ?」

「えっと、大丈夫。 大丈夫、大丈夫」

「お迎え行くから待ってて。乗り換えるとこだよね?この電話切ったら、動画検索して?パンダ、スペース、落ちるって。可愛いの出てくるからそれ見て待ってて」

「パンダ…」

「わかった?」

「わかった」

 

 

ごめん、もう絶対絶対湊斗くんには世界一、いや、宇宙一幸せになってほしい。

 

何も言ってないのに、青羽の泣き声と心ここにあらずの返答だけで、何かあったと悟れる湊斗くんは絶対自分が辛い経験してきた人だし、そんな時に何か言葉をかけるのではなくお迎えに来てくれて、しかもパンダの可愛い動画勧めてくれるとかもう…もうっっっ!!!!!そんな湊斗くんを私は全力で抱きしめてあげたい(やめてください)

 

 

佐倉くんと奈々(夏帆ちゃん)のシーン。

イヤホンを使わない奈々は、補聴器だと勘違いする。そしてすぐにイヤホンの値段を調べる奈々。

 

相当な音楽好きか、お金持ちなんだね。お金持ちだから、新しいの買うから、返さなくていいよって言う奈々は、佐倉くんのこと好きなんだなあ。

 

でもそれを振り切って、「音楽好きの方だから」って言う佐倉くんは本当に優しくて、そしてまだ青羽のことをひきずっている。

 

夏帆ちゃんの手話と表情もめちゃくちゃうまいんだよな…。どう言う設定かまだわからないけれど、佐倉くんよりも耳が聞こえない歴は長くて、手話のスピードも表情も慣れているのが読み取れる。そして返す選択をする佐倉くんへの嫉妬の表現もうまい。

 

 

 

 

「パンダ、おちた?」

「2、30匹」

「結構落ちたね」

「コーヒーとココア、どっちがいい?」

「コンポタ」

「コンポタもあります」

 

 

ごめん、もう私が湊斗くんと付き合っていい?????

(やめてください)

 

 

ただなんだろう、このすっごい切ない感じ。

お迎えだけで素晴らしくできる人間なのに、待ってる間のケアまでしてくれてそんで飲み物まで調達してくれんの?????は????好きしかないだろう!!!って感じなのに、コンポタまで出してくれた湊斗への、なんだろうなあ、う〜んうまく言葉にできないんだけど、元カレに会って、いろんなことがあって、誰かにすがりつきたい相談したい気持ちと、今彼の湊斗に今は少し会いたくない気持ちとのせめぎ合いで、ココアとコーヒーの優しさじゃなくって、ちょっと拒絶の意味を含めたコンポタ的な???意味わかる???でもそこで本当にコンポタを用意しているのが湊斗なんですよね。コンポタもありますって言われたときの青羽の嬉しい気持ちとちょっと複雑な気持ちが表情で見て取れる。辛い。そしてコンポタを開けて渡してくれる湊斗くんの優しさ。泣くしかない青羽。肩を抱くのではなく、さすることを選んだ湊斗。ん〜〜〜〜〜苦しい。切ない。私の涙腺も大爆発(知らんがな)

 

 

 

正直、会わなくても返せる方法はあるし、会いたくなければ、もう返さない選択もできたはずなのに、きちんとLINEして連絡をとる佐倉くんはやっぱり青羽のことが気になっているんだと思う。でもそれを湊斗くん経由で聞くのは苦しすぎるよ…。知らないんだろうけどさ…。

 

 

カフェで待ち合わせる二人。

耳が聞こえていないから、青羽の問いかけもわからない。

イヤホンだけを置いて帰ろうとする佐倉くん。咄嗟に追いかけて手を掴んだ時の佐倉くんの表情が足音も何も聞こえないから、驚いた表情をするのがすごくリアルだった。

 

そこから必死に引き止めようとするけど、きちんと伝わっているかわからないから何度も後ろを振り返って席に誘導しようとする青羽もリアルだよね。

 

 

色々聞きたいことはあるはずなのに、第一声が「元気だった?」なの、あんたらやっぱりお互いを想いあいすぎてんのよ…。もうそれだけでこっちは泣けんのよ…。

 

 

湊斗くんとの待ち合わせ場所に着く青羽。

今度は、湊斗くんが青羽を呼ぶ。どちらも耳が聞こえるから、すぐに相手の居場所が分かる。

さっきの対比だね。つらい。

 

 

佐倉くんには少し伺いながら言葉を選びながら話すのに、湊斗には思ったことを口に出せる関係なのも対比だよなあ。

 

 

「それ新しいね、スカート」

 

新しいスカートを履いて佐倉くんに会ってたんだなあと思うと、なんか色々思うところがあるよね。

 

ただすぐに新しいスカートに気づいてくれる湊斗くんのことは大事に大事にしような、青羽。(こういう一つ一つのセリフがすごく丁寧に描写を書いていてそこがこのドラマの好きなとこの一つ)

 

青羽が不安定になると思って黙っていた湊斗くん。

湊斗が佐倉くんに会いたくないのは、嫉妬もあるのかも知らないけどそれ以上に友人として耳が聞こえないことを言ってくれなかった、支えてあげられなかったことに対しての気持ちからなのかなあ。

 

 

友人に佐倉くんのことを話す青羽。

川口春奈ちゃんって何個泣きの演技の引き出し持ってんのよ…。

なんかもうどれもうますぎて、感情輸入しまくってるわい。

 

 

 

 

「はじめから出会わなければよかったって。この人に出会わなければこんなに悲しい想いしなくて済んだのにって」

「好きになれてよかった、って思います。思いたいです。」

 

 

青羽もすごく素敵な子よね。

そしてきっとこの時に浮かんでいるのは湊斗ではなく、佐倉くんだよね。

 

 

手話を勉強する青羽。

もう一度会って話したいと伝える青羽。

 

「私の、年齢は26歳です」

「知ってる」

「私の誕生日は、4月28日です」

「知ってる」

「私の家族は3人で、母と、私と、弟です」

「知ってる」

「だよね。知ってるよね。」

 

 

 

私、8年前に付き合ってた人の誕生日とか正直覚えてない

(しらんがな)

 

 

え、普通覚えてるもんなのかな?

でも8年経っても全部全部知ってるって返してくれる佐倉くん、絶対青羽のこと好きじゃん。なんだよ。そして、だよね、知ってるよね、の青羽ももうさ…、もう二人付き合っちゃえよ(湊斗本当にごめん、キミは私と付き合おう)

 

 

「好きな人できた、ってLINE?」

(首を振る佐倉くん)

「送ったでしょ?好きな人できたって。別れようって」

「好きな人がいる、って送った」

「いる?」

(青羽を指差す佐倉くん)

(一瞬よくわからなくて考える青羽)

「悲しませたくなかった」

「このこと知ったら、そうやって泣くと思ったから」

「いや、振られて泣いたし。今よりもっと泣いたし。」

「今は、青羽のこと泣かせない優しい人がいるの?」

「うん。いるよ。今度会ってよ」

(えーって表情の佐倉くん)

「なんでよ、会ってよ」

 

 

私の全涙腺が崩壊した

 

 

好きな人ができたってとらえた青羽と、好きな人がいるって送った佐倉くん。

好きな人(青羽)がいるから、別れよう。なんて、そんなあんた…。どんな想いしてたらそんな言葉思いつくのよ…。もう。

 

 

そんで、スマホに打った文字を見せる佐倉くんの顔が、もう好きが溢れちゃってんのよ。その顔は。そんな優しい顔しないでよ。青羽の今度今の彼と会ってよって言葉に少しの嫉妬と戸惑いを含んだ顔で笑うのずるい。そんな顔するのずるい。

 

 

 

 

 

正直、第1話がよすぎて、この気持ち最終話までちゃんと続くかな…って不安だったんですけどそんな不安全部全部取り去ってくれるくらい第2話もめちゃくちゃ良くて、泣いた。丁寧に丁寧に作られてるのが分かるし、川口春奈ちゃんも目黒くんもめちゃくちゃ演技がお上手だし、もう本当、いろんなところですでに言われてるけど、すごいドラマになりそうな予感がすごくてめちゃくちゃ楽しみ!!!。第3話も楽しみにしてるぞ〜〜〜〜〜!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Silent」第1話を見てどうしても感想が書きたくなったから書こう

 

もはや何ブログやねんって感じなんですけど昨日TVerで見た「Silent」がめちゃくちゃ良かったんだけど、誰とも感想を共有できないので、ここに思いの丈を書かせてくれ!!!!お願い!!!!ってな感じで突然のドラマ感想ブログの始まりです。

 

 

 

 

 

 

映画みたいに綺麗な映像。

川口春奈ちゃんも目黒くんもどちらも学生にしか見えない。

お喋り好きで、学生特有のちょっと女の子の方が成長が早くて、どうしても会話の流れを作っていくのは女の子の方な青羽と、イケメン高身長、ちょっとシャイなんだけどはにかんだ笑顔が可愛い佐倉くん。(個人的に、川口春奈ちゃんにこういうちょっとお喋りでしっかり者の役やらせたら20代の女優さんで右に出るものはいないと思ってる)

もうこの二人の冒頭のやり取りだけで、そんな甘酸っぱい学生時代はとっくに卒業した私にはギャンギャン刺さって痛かった。

 

「雪だね!」

「雪だね」

「積もるかなあ」

「ああ…積もんないでしょ」

「積もるな。これ絶対積もるやつだ。」

 

 

何この会話。私も10年前に戻ってしたい(無理です)

青羽のお喋りに笑いながら付き合ってくれる佐倉くん可愛すぎるし、自分のペースでどんどんお喋りする青羽も愛おしい。

 

 

「シー!!」

「ん?」

「静かだねえ。雪降ると静かだよねえ…。ね!?静かだよね?」

「うるさい、青羽の声、うるさい!」

「佐倉くん、静かだねえ〜〜」

「うるさい!シー!!」

 

 

最後まで見てもう一回見るとここのやり取りが悲しくて切なくて、、、やっぱり切なくてどうしようもない気持ちになる。

 

朝方の雨。

すごい音。うるさい音に目覚める青羽。

これも全部全部音に対しての描写で、このドラマの軸に「音」が深く関係しているのがわかる。そして青羽がその雨音を今、一緒に聞いているのは佐倉くんではない。

 

 

 

てか、青羽ちゃんも青羽の弟くんもイケメンすぎて美男美女姉弟なのつらい…。

(そして佐倉兄妹も以下同文…)

 

 

 

一緒に住む家の内見に行くために電車を待つ青羽。

ホームで今彼の湊斗くんに電話をする青羽。本当に青羽って電話が好きなんだなってのがわかるシーン。そしてなんでもない電話に付き合ってくれる男性のことは大切にしような、青羽(私情が入りすぎ)

佐倉くんを偶然見つける青羽。8年間も会っていなかった人を東京で見つけられるのってやっぱりずっと思ってないとできないと思う。そして自分の用事も、繋がっている彼氏の電話も忘れて改札を出て追いかけちゃうくらいにはやっぱり佐倉くんのことがずっと心にあるんだと思う。

 

 

 

主成分優しさの湊斗くんが青羽に電車に乗り遅れた理由を聞くの辛かっただろうな。

 

「人違いだったかも」

「うん、人違いだったかもね。想だったら紬の声、気づくよ」

 

本当は人違いではないことに青羽も湊斗くんも気づいていて、でもお互いを傷つけないために「人違いだったかも」って言うのに、結局湊斗くんは「紬の声に気づかないはずがない」って断言しちゃうの泣ける。どんだけいい人なん…。彼女の元カレ話にそんなん言えるか?普通。どんだけいい人なんよ。

 

 

 

そして男友達だけの飲み会で、佐倉くんのこと聞いちゃう湊斗くん。

青羽はやっぱりクラスで可愛い認定されてる女子だよね。そうだよね。やっぱり美男美女カップルだったんだなあ。

 

青羽は青羽で心ここにあらず。ずっと佐倉くんのことが頭にある。

湊斗を気遣っての「人違いかも」もあるんだろうけど、本当は自分を守るための「人違いかも」もあるのかもなあ。人違いではないのはわかってる。でも人違いであってほしい。でも、、、って言う人間の感情って1個じゃない部分が現れてる。

 

 

 

 

「いいじゃん別に。湊斗ラッキーじゃん。想が居たら、青羽さん、お前と付き合ってなくない?再会とかされたら、ねっやばいでしょ。」

 

冗談にならない言葉が痛い。

 

 

 

 

湊斗くんと結婚してほしい青羽弟。

それだけで、佐倉くんと別れて青羽がどれだけ落ち込んでいたかが分かる。

きっと近くで見ていたから余計に青羽と湊斗くんで幸せになってほしいんだろうなあ。

 

 

青羽も湊斗くんも佐倉くんのことが頭の片隅にありながらも明るく未来の電話をするのがどこか切ないね。わざわざ検索履歴から「佐倉想」の名前を消すのが、あえて蓋をするようで辛い。

 

 

 

 

体育館で落ち着きのない青羽。

佐倉くんが話し始めた途端に、顔を上げる青羽。

 

「好きな声だった。好きな声で、好きな言葉を紡ぐ人だった。」

 

好きな人の声ってどうしてか聞きたくなるもんだよね。

そして、声が好きなら尚更。全ての理由を知ってしまってるから余計に切なくなる。

 

 

「想?彼女いないよ。今は」←前は居たことがわかって爆死

「青羽って彼氏いるの?って聞かれた。想に。ついさっき」

「え?なんて言ったの?」

「知らないって。自分で確認すればって。」

「いないよ。彼氏いない。一人もいない。ぜんっぜんいない」

「うん。それ、想に言ってやって」←声も言うことも優しすぎて全男、湊斗くんになれ

 

「佐倉くん」←声がコイスルオトメでゲロかわ

「ん?なに?」←この顔がもう好きな子から話しかけられた顔なんよ。もう愛おしいが出ちゃってんのよ

「何聞いてるの?」

『お前が何聞いてんだよ』

「ああ、これ?ふっじゃあ、はい。」

「ああ〜はいはい。ん〜」

「え?なに」

「いいよね。これすごくいい」

「知ってる?」

「知ってる!」

「本当に?」

「知ってるよ!」

 

 

おい、殺す気か?????

 

もう2度とこんなやり取りの中に戻ることはできない現実を突きつけられてわたくし胸が痛いんですけど(笑)

 

好きな人の前では少しなんだろ知ったかぶりしてたいと言うか、好きな人の好きなものは全部知ってたいと言うか、そんな青羽がめちゃくちゃ可愛いですよね。それを見つめる佐倉くんも、可愛いなあ〜が溢れちゃっててもうキュンキュンと言うより私はギャンギャンと心が痛いです。

 

 

「今度CD貸すね?」

 

その二人の向こうにぼんやり映る湊斗くんが微笑んでるようにも思えるし、二人の会話を聞きたくなくて教室を出たようにも思えるし、この時の心情はどうだったんだろうなあ。もうこの時から青羽のことは好きだったんだよね。

 

 

 

 

今思うと学校っていうのはすごい場所だった。

嫌でも週5で行く場所で、嫌でも週5で好きな人に会える場所だった。

 

 

ツイッターでも書いたんだけどわたくし、この言葉に爆死した(笑)

もう2度とその学校に私は行くことがないんだなあって思って、本当、青春を体現してるよね。その時その時は嫌なことも行きたくないこともあったと思うんだけど、今振り返ってみると、ああ〜あの頃って青春だったなあ〜って思うから、学校って本当にすごいところだと思う。

 

 

「青羽!!」

「はい!!」

好きな人に名前を呼ばれて、大きな声で返事しちゃうのかわいい。わかる。そうなるよね。

「取って」

「取った!」

「新譜入ってる。貸す」

「借りる!」

 

なあ、下からのアングルの目黒くんと上からのアングルの川口春奈ちゃんがこんなにお顔が崩れないなんて同じ人間としてどうなってんの?????重力ってもんを知らんのか????許されねえぞ????(うるさい)

 

 

一貫して、この二人のやりとりって、単語で表現されることが多くて、「雪だね」「雪だね」「取って」「取った」「貸す」「借りる」単語だけでこんなに可愛くて愛おしい言葉になるから不思議。

 

 

「好きです。付き合ってください」

「ん?何?」←絶対聞こえてた顔

「あ…何聞いてんの?って言ったの」

「ああ、スピッツ

スピッツは知ってる。本当に知ってる。本当に好き」

「うん。好き」

「あれ好き。ハチクロのやつ」

「うん、俺も好き」

「ね」

「うん」

「うん」

「青羽」

「うん?」

「好き、付き合って」

「ん?」

「すーき。つきあって!」

「え?」

「え?もっかい言う?」

「ああ、ううん。大丈夫。あ、言ってくれてもいいけど。言う?言っとく?どうぞ。あ、ちょっと待って。録音?録音するから。あ、これどうやってやるんだっけ?あ、なんかこれ答えるやつ?」

「うん。答えるやつ」

「なんて答えればいいの?」

「それ俺が決めていいの?」

「いいよ。決めていいよ」

「じゃあ、よろしくお願いします、じゃない?」

「よろしくお願いします」

「うん、わかった」

 

 

ごめん、なんかいしねばいい????

 

なんだよこのやりとり。好きしかない。全女子が青羽になった自信がある。私は青羽だって、何度も何度もここ見たでしょ?みんな!

 

そしてこのやりとりに青羽のあざとさが無いのがすごい。川口春奈ちゃん天才か??あざといんじゃなくって、うぶでピュアなやりとりにきちんと見えるからすごい。

 

そんでイヤホンを耳にさしてスピッツを流す佐倉くん。

スピッツの「魔法の言葉」

二人の中にはいつも音楽が、音があって、そして何より言葉を大事にしていて、それがこの曲に現れていて切ない。

 

 

 

あふれそうな気持ち 無理やりかくして
今日もまた 遠くばっかり見ていた
君と語り合った 下らないアレコレ
抱きしめてどうにか生きてるけど

魔法のコトバ 二人だけにはわかる
夢見るとか そんな暇もないこの頃
思い出して おかしくてうれしくて
また会えるよ 約束しなくても

 

 

スピッツの「魔法の言葉」をここでチョイスするの、泣けるよね。

何もかも伏線に思えて仕方ないのに、この時の二人にはこんな未来が、こんな歌詞が痛いほど刺さるときが来るなんて知らないのが何より辛い。

 

 

よく長電話をした。

時々、電話の奥から家族の声が聞こえるのが好きだった。

クリスマスにプレゼント交換しようって言って、予算だけ決めていざ交換したら同じイヤホンの色違いで。本当に交換しただけだねって笑った。高校を卒業して進学して、その頃まだ、イヤホンの調子は良かったのに。

イヤホンが壊れてしまったのは3年くらい前。それからずっと音が出ない。

 

 

佐倉くんの耳が聞こえなくなったのと同じ時期にイヤホンから音が出なくなるなんて、切なすぎる。そしてお互いにそれを知り得ないのが辛い。

 

 

 

 

人って、いろんな決断をするときに色々振り返ったりするでしょう。

だから、そう言うタイミングに、過去にしたはずの人を思い出すことが多いと思うんですよね。今回の青羽もそう。同棲しようとしたタイミングで、まあ今回は佐倉くんを見かけちゃったって言うのがあるんだけど、そのタイミングでどうしても、過去を思い出しちゃう。バイト先のカップルが音楽を聴きに来ただけでも思い出しちゃう。そしてそれは湊斗くんも同じ。

 

 

古賀先生は、耳のことを知っていて、湊斗くんと佐倉くんを引き合わせたいように見えるね。

最近どう?の佐倉くんの返事が「静かです。」なの、もうどうしたいいの。

 

 

佐倉くんの実家に行く湊斗くん。

耳が聞こえないことを知ってしまう湊斗くん。

 

友達も切って、一切耳のことを隠していた佐倉くん。

そしてすごく神経質になっているようにも思える佐倉くんママ。

本人も、家族も、きっとすごく辛かったんだろうことがわかる。

 

 

 

連絡先を聞いたものの、なんてLINEをしたらいいかわからない湊斗くん。

元気?は違う。元気なわけがない。何度も打ち直して打ち直して、結局何も知らないふりして「元気?」と送る。

 

 

きちんとお兄ちゃんに謝る萌ちゃん優しいね。

気になって、青羽弟まで連絡するのいい子。

 

 

 

ちょ、風間くんじゃん!!!!!

(急に騒ぐジャニオタ)

 

 

ごめん、全然事前情報入れずに、ツイッターでの評判が良かったから見始めたので突然の風間ぽんにほんと驚いた。

 

「なんで気になったんですか?手話」

「友達…」

「友達?」

「友達っていうか。昔の友達なんですけど。なんかわかんないんですけど、そういうことらしくって」

「耳が聞こえない?」

「いや!わかんないんですけど!何かの冗談とか…そんな冗談ないですよね…」

「別に覚えなくてもいいんですけど。もし良かったら」

「できれば、覚えたくないですね。また、普通に話したいです。」

 

 

 

ここの鈴鹿くんの演技、すごく良いですよね。「耳が聞こえない」現実を受け入れたくなくて、そんな言葉聞きたくなくて、思わず違うと否定したくなる気持ちが溢れてる。そしてなんて良い子なんよ、湊斗くん、、。

 

 

 

「ただ、元気でいてくれたらそれでいいっていうか。もう時効だしさ。今ならなんのダメージなく聞けるもん。その好きな人とどうなったの?って」

「うん。話したいよね」

「うん、私さ、私ね、佐倉くんの声が好きだったんだ。だから話したいっていうのはある。怒んないでね?怒んないか、そんなことで。」

 

 

湊斗くんの涙の理由が青羽はわからない。

嫉妬でもヤキモチでも嫌だったわけでもなくて、ただただ単純にもう2度と佐倉くんと話せないことを思って泣く湊斗くんの主成分は本当に優しさでできている。そして、自分だけじゃない。もう2度と青羽が、大好きだった佐倉くんの声を聞けないこと、聞かせてあげられないことに泣く湊斗くんは絶対絶対幸せになってほしいって全私が言ってる。

 

 

 

有線から無線になったイヤホン。あの頃から進んだ時間。

偶然にも落としたイヤホンの片割れはあんなに会いたかった佐倉くんの足元に。

思わず逃げる佐倉くん。

一生懸命追いかけながら話す青羽だけどそれは佐倉くんには届いていない。

腕を掴まれたとき、「あ、捕まった」っていう顔する佐倉くん。追いかけてくる音も話しかけられている音も聞こえない佐倉くんはそこで始めて青羽に追いつかれたことに気づく。

 

 

 

ここからのラストシーンはもう、号泣しかなくて。

どんな思いで、青葉に対して手話を見せたんだろう。一番、この世で一番、耳が聞こえないことを知られたくなかった青羽に、どんな気持ちで手話で「うるさい」って言ったんだろう。「うるさい」なんて、青羽の声を佐倉くんは聞こえないのに、「うるさい」なんて聞こえないのに…。

 

 

ここの目黒くんの表情と手話と、そして春奈ちゃんの戸惑いの演技はもうなんていうか圧巻でしたね。

 

思わず手話の手を止めたくなる青羽の気持ちと裏腹に、一生懸命手話をして、自分はもう青羽と会いたくなかったと拒絶を示す佐倉くん。内容は全然分からないのに、佐倉くんの表情と声にならない声で、思わず泣いてしまう青羽。

 

「うるさい。お前、うるさい」

 

うるさいなんて、わからないのに。

 

 

 

「電話、するね」

「電話、するね」

 

 

もう2度と、電話はできない。

 

 

音がなるものは全て処分した佐倉くんの部屋。

ヒビの入ったCD。

音のない世界で生きる彼。佐倉くんの発する音が好きだった青羽。

 

 

 

 

 

 

 

つらい。つらいしかなくてギャン泣きした私。

ちょっと、ほんと、ツイッターで大号泣したっていう文面が流れてきて、ちょっと見てみようかな〜くらいで見てみた「Silent」。ここまで泣かされるとは思っていなかった。二人の演技、そして他の豪華な俳優さんたちの演技も圧巻です。こんな経験、全然したことないのになんでこんなに感情輸入できるんだろう。

 

 

そんなこんなでちょっと思わずブログも書いちゃったんだけど(笑)あの、普段はジャニーズWESTの重岡くん大好きがメインのブログなので、もしなんらかの手違いで普段とは違う方が来てくださってたらごめんなさい。ただのオタクです。すんません。

 

 

第2話ももちろん見るからね〜〜〜!!!毎週の楽しみができたぞ〜〜〜〜!!!

 

 

 

 

 

 

仕事を辞めました!

 

 

と、いうわけで絶賛無職ニート満喫中です♡

 

 

えーと、ちらっとツイッターの方(@aosaka568)やら重岡くん30歳おめでとうブログでも書いたんですけど9月30日をもって新卒から勤めた会社を退職しました。

 

 

まあ〜本当色々考えて、悩んでという日々を送っていたんですけど今辞めて5日経って見て思うのは、めちゃくちゃニート最高だな!!!!!!

 

 

正直辞める直前は、なんかとりあえずすぐには働かない選択をしたけど果たして私は大丈夫なのであろうか…みたいなことを思って夜眠れなくなったりしたんですけど、今辞めて見て毎日ぐっすり快眠です(笑)

 

人生初のブリーチして、ピンクにしてうきうきルンルンで街歩いて、まつぱ行って、一人カラオケ行って飛び跳ねながらムーンライト歌って、照史くんオススメのスパイファミリー見て、毎日楽しすぎてこんなんでいいんか!!!!???人生最高だな!!!???って思ってます。すんません。

 

ツイッターにもきてくれている方々は薄々思っていたかもしれませんが、最近やたら時間を選ばず更新頻度が高いのは暇だからです(爆)

 

 

 

 

ま、と言いつつ次にやることもあって、前職は専門職で、資格とって大学の時からそれしかやってこなかったので、ちょっと違うことして見たいなあ〜という気持ちがあり一旦職種を変えるために学校に行こうと思ってます。

 

もう10月末くらいから学校に通うので、私の無職ニート期間ももうあと何週間で終わりを迎えるのですが、毎日楽しすぎてもうすこしこのままがいい…なんて甘えたこと思ってます。ほんと、毎日きちんと働いたり学校行ったり家事している方々石投げないで…ごめんやで…許して…。

 

 

前職は毎日毎日労働!労働!労働!みたいな感じで、起きて仕事行って帰ってきたらもう寝ないと寝る時間ない!!やばい!!!早くお風呂!!!みたいな感じで日々を過ごしていて、あ〜私このまま年とって死んじゃうのかな…みたいなことを割と本気で思っていたのでこうしてゆっくり何にも頑張らず何にもせず、あ〜今日本当なんの生産性も産んでないなあ〜みたいなのが新鮮で毎日ハッピー!ジャムジャム!って感じです。でもそれなりの給料をもらっていたのも事実なので、その収入源がなくなるっていうことに対しての不安があったり、一歩外に出た時に私は果たして生きていける知識や実力があるんだろうかと思ったり、前の会社の上司がもうとてつもなくいい人だったので、こんな人にもう2度と会えないよな…っていう気持ちだったり、まあ人間そんな簡単に割り切れないよなっていう思いがたくさんあって何度も何度も迷って迷って、最終的には考えるのを辞めました。

 

考えるのを辞めて行き着いた先は、重岡くんの「迷ったらどちらも正解。選んだ方を正解にしていく」って言葉。本当にその通りだなって思って退職を決めました。

 

 

 

浮き沈みは本当色々生きていたらあるんだけど、結局は人間ってたくましいし、こうして無職ニートでも毎日楽しく生きてるし、なんだかんだどうにかなるなってことをこの歳で一つ学べた…というか経験できたのは私のこれからの支えになってくれるなあ〜なんてちょっと俯瞰で見て思ってます。だからもしこれ見てくれている人に悩んでいる人がいたら割と人生どうにかなるから大丈夫だよって、ピンクギャルのお姉さんが言ってます(笑)大丈夫、毎日youtube見てゲラゲラ笑ってる毎日も幸せだよ。

 

 

 

なんかとりあえず今のこの状況だったり思いを残して起きたいなあ〜と思ってパソコン開いてブログ書いてるので特にあと、書くことないんだけど(爆)どうする???最近私が濵ちゃんを気になってる話でもする????

 

なんか重岡くんに落ちて重岡くんにしか興味なかったところからWESTくんたちを見始めてえ、みんなかっこよくない??てか歌うまくない???え???と思ってWESTの沼に落ちたところから、みんな一度は片足突っ込むであろう濵ちゃんに私もとうとう靴落としたくらいのレベルで突っ込んでいきそうなんだけどどうしたらいい???(本当に話し始めた)

 

 

え、だってあんなスタイル良くて、顔カッコよくて、優しくて、美声で、嫌いな人いる?????知れば知るほど沼が深くない??????でもな、でも重岡担なんだよな、ごめんな、なんかもう誰に言ってるのかもわからないけどごめんな。でも結婚するなら濵ちゃんがいいよ。え??聞いてない???(最近誰とも喋ってないからとにかく喋りたい)

 

 

なんかラジオでさ、「俺12時前にはもう飲んでても先輩に呼び出されてても帰りたくなる。こんないい旦那おらんで?」って言っていて、マジで濵ちゃん私と結婚しよ…。12時前にきちんと飲んでても帰ってくる(しかも嫌々ではなく自主的に)男とかおるんか???(お前どんな奴と今まで出会ってきたんだよ)マジでリア恋枠すぎて好きなんだけど…。でも束縛とか一切無理なの、こんな優しい顔してて急にどすオスみ出してくるのマジ…。ほんと…

 

 

 

 

 

アーーーーうん、まあそんなこんなでこれ以上喋ってるとマジで意味わからん話を永遠にする自信があるのでここらでドロンして、私は本屋に行って日経エンタの重岡くんお持ち帰りしてくるな。

 

 

待ってろ!!!!重岡くん!!!日経エンタ!!!!!!

(唐突な終わり☆)

 

 

 

 

 

 

雪女と蟹を食う#12

 

「旅の締めくくり」

 

入水した彩女さんを助けに海に入る北さん。

ここの北さんの涙でぐちゃぐちゃな顔がもうすごいよね。

私の言葉のボキャブラリーがなさすぎてすごいしか出てこないけどすごいよね。

 

この静止画だけでも重岡くんがこの作品に力一杯取り組んだのがわかる。

 

 

海から引き上げて、人工呼吸する北さん。

やっぱり原作よりもより人間臭い感じになっている気がする。

原作のちょっと幻想的な感じも私は好きなので、どっちも違う感じで良い。

 

 

病院を出て、日記を取りにホテルへ向かって走る北さん。

やっぱり重岡くんのこと走らせるの好きな人いるよね?????(ありがとう)

このドラマだけで走ってる姿めちゃくちゃ見たよ????

 

 

日記の暗証番号を宙で覚えている北さんが切ない。

 

私には、分かるようで分からない彩女さんの心情。

でも北さんには全部全部納得がいくんだろうな。

日記を見ながらあんなに大の大人が声をあげながら泣くことができるくらいには北さんの彩女さんへの愛情が深くて、そして彩女さんも北さんがとっても好きだったんだなと思った。

 

 

覚悟を決めて、一騎さんの元へ行く北さん。

冷たくて冷徹な北さんと、それに負けないくらい冷たい一騎さんの返答。

でも一騎さんは原作の方が冷徹なイメージだったな。

ここはやっぱり実写化すると人間の情や優しさが垣間見れて嬉しかった。

 

 

「彩女が死んだ…?」

「全部あんたのせいだよ」

「お前に夫婦の何が分かる」

「何?」

「病院はどこだ?変死体なら警察か?彩女の荷物は?まだホテルか?」

「なんでそんなに冷静でいられるんだよ」

「冷静…?私が?」

「まさか全部知っていたのか?彩女さんがあんたのために日記を書いていたことも。あんたの小説のために命をかけたことも。それ全部知っててあんたにもせずに愛人と旅を続けていたって言うのか?」

「違う!私は自分が彩女に殺されると思っていたんだ。私の小説、蝉時雨のように。彩女がそれを望むならそれでも良い、そう思っていた。もう限界だったんだよ。あいつの過剰な期待が重りになって私は今にも押しつぶされそうだった。」

 

 

 

「正直、興奮したよ。あいつの日記を使えば、今度こそ、読者の記憶に残る本物の純文学小説を書くことができる。私を馬鹿にした分断なやつらを見返すことができる。君は、彩女と一緒に旅行をしていたと言う男だろ?あいつの日記がどこにあるか知らないか?私にはあれを読む責任がある。彩女の最後の物語を私の手で作品にし、世に出す責任が。」

「あんたに日記は渡さない。彩女さんの死を知っても、涙一つ見せないあんたなんかに日記は渡さない」

 

 

「あいつと旅をしたなら君だってわかっているはずだ。それがあいつの…彩女の…最後の望みだと。」

 

顔を歪ませる北さん。

おそらく最後までどうすべきか悩んでいたんではないかな。

 

「だったらもう彩女さんと離婚しろよ!彼女、彩女さん、あんたの呪縛から解き放て!」

「離婚…?彩女は…、彩女は、生きてるんだな。そうか…よかった」

 

唯一の彩女さんと一騎さんの思い出の包丁を振り上げ、地面に突き刺す北さん。

それを大事そうに握りしめて涙を流す一騎さん。

 

きっと、一騎さんも同じように彩女さんからの呪縛に苦しんでたんだと思う。

当初は、彩女さんに対して、学生の頃憧れていた教師に依存した人だと思っていたけど、本当は一騎さんの方が彩女さんに依存していたのかもしれないと思った。一騎さんの小説は彩女さんの元に成り立っていて、もうお互いどこからねじ曲がったのかも分からない依存と嫉妬と愛情で出来上がってしまった関係なのだろうと思った。

 

 

日記を一騎さんに渡して、彩女さんが眠る病院に戻る北さん。

もうカーテンを開けた時から泣きそうな北さん。

大事そうに手を取る北さん。北さんって彩女さんの手好きだよね…

 

おみやげ屋さんで以前買って渡せなかったおもちゃの指輪を彩女さんの左の薬指にはめる北さん。涙を堪えるようにグッと力を入れて彩女さんを見る目が切ない。

 

しげおかくん、あーたって人はいつからこんなに泣きの演技が上手くなってんよ…

 

 

家に帰った一騎さんは編集者にこの日記を小説化することを勧められる。

「その日記を使えば、私は、大衆作家の汚名を返上し、純文学作家として注目を浴びるかもしれない。でもそれは同時に、一生、彩女の呪縛から逃れられないことを意味する。私は自らの手で、最高傑作となる新作を書かなければならない。この日記がそれを教えてくれたんだ。ありがとう…彩女…」

 

 

 

 

 

彩女さんと北さんのシーン。

なんか、みんなツイッターでも言ってたけど、本当にこのシーンから北さんの顔が全然違って、なんか表情も声も仕草もなんかもう本当に全部全部違ってすごく柔らかい温かい人になってた。それが「北さん」から「小日向さん」になった、ってことなのかな。

 

「愛してたんでしょ?旦那のこと」

「愛してました。とても。」

涙ぐみながらいう彩女さん…と言うか入山さんの演技がもう…すごいですね、ほんと…

「でも、どうしてかしら。意識がない間、あなたの夢ばかり見ていました。あなたとの楽しい旅の思い出が古い映画を見ているみたいに、次々に映し出されて…、だから、これもあなたがくれたものだとすぐに分かった。」

 

彩女さんの元に体を移動してを取る北さん。

やっぱり北さんって彩女さんの手フェチすぎる…(うるさい)

 

なんか回を重ねるごとに、この北さんが彩女さんの手を取るシーンがどんどん自然になって言って二人の心の距離ってこんなに変わったんだなあって思わされる。

 

 

「旅の締めくくりをしよう

夏が終わる前に」

 

 

 

 

 

 

 

 

え、彩女さんを助手席に乗せて運転する北さん、むちゃくちゃかっこよすぎひん????????????え?????自然光に当たって普段よりも爆盛れしてへん?????(ごめん、どうしてもいいたかった)

 

そんで目を開けた入山さんむっちゃ綺麗じゃない????え?少女????

 

 

 

 

なんか合成かと思うくらい綺麗な一面のお花。

「俺と一緒に毎年この景色を見よう」って言う重岡くん、これは経費で落ちません!の多部ちゃんとのキスシーン未遂の回で「ゆっくり行こう!」って頭ぽんぽんした重岡くんと同じ顔してて私が死んだ…しかもちょっと歳重ねたなってわかる表情しててそれも相まって死んだ…(話が変わりすぎ)

 

 

 

こんなん言われたら号泣しちゃうよな…彩女さん…

 

「じゃあもし、それが守れなかった時は一緒に死んでくれる?」

「うん。いいよ」

 

 

 

 

 

 

やっぱりちょっとメンヘラチックな二人の関係性が二人らしくって、二人ならではの幸せの形を見つけてよかった、と思いました。原作のね、作者の方が書かれているあとがきの言葉がすごく良いんだけど、その方も「北君はこれからが大変なのだと思います。何故なら、彩女さんはやっぱり彩女さんなのですから…。」と書いてあって、なんだかこの二人のシーンを最後見てそれが腑に落ちた気がしました。

 

 

クランクアップの写真が公式ツイッターに先日上がってましたけど、このシーンが最後の撮影のシーンでもあったんだなあと思って嬉しかった。きちんと北さんと彩女さんの旅が終わったと同時に、重岡くんと入山さんの旅も終わってよかった。

でも北さんと彩女さんはこれからですからね。これから、二人が生き抜いてくれることを祈ってます。

 

 

 

改めて、重岡くん、入山さん、お疲れ様でした!

いや〜思ってたよりもすごくしんどい撮影の連続だったんではなかろうかと思い、これをグループ活動と並行してやっていた彼をえらいえらいしてあげたいです。

29歳、最後の作品。そして、30歳最初のオンエアドラマでもある大切な大切な作品になりましたね。重岡くんにとっても大切な作品である自負があるのが誇らしいです。

 

本当に本当にお疲れ様でした!そして北さんと彩女さんが幸せでありますように!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪女と蟹を食う#11

 

「あなたのような人」

 

なんとも言えない表情の北さん。

白い服を纏った彩女さんが特選蟹フルコースを予約したと告げる。

 

「約束したでしょ。旅の間は笑顔でいるって。まだ旅は終わってないわよ。」

「(^ワ^=)にいっ(全力笑顔)」

「変な顔…」

「(なんとも言えない絶妙な顔)」←私はこちらの顔の方が刺さった(聞いてない)

 

北さんの全力笑顔に彩女さんがちょっと眉を潜めて「ぐぬぬ」って感じになるのも含めて私のツボ。ていうかあんた、その顔はもう重岡くんなのよ。

 

 

 

「ねえ、北さんは、生まれ変わったら何になりたい?」

「え?」

「自由に空を舞う鳥?広い海を縦横無尽に動く魚?一生を愛されて生きる動物?それとも、雄大な自然の中で長寿な植物?どれになりたい?」

「どれもピンとこないかな。強いていうなら、電車に乗らなくていい地域の人間がいい」

「え、電車?」

「そう…ふっ」

「いろいろあったのね」

 

 

この時にはもう「あなたのような人」になりたいって思っていたんだなあと思うと、「変な顔」も泣けてくるな。ここ数日は彩女さんの方がつらい顔してたはずなのに、このシーンは北さんの方が辛そうで、最初の頃のように、彩女さんが守ってあげてるような図になっているのがなんだか苦しい。北さんの頬に手を添わせた彩女さんの手に吸いよるかのように近寄るのも全部全部苦しい。

 

 

死にたいと思っている人間をどうしたら助けられるのか考える北さん。

自分はあの時、誰になんて言って欲しかったんだろう。

何が嫌で消えてしまいたいと思っていたんだろう。

 

「俺もうそんなこと思い出せなくなるくらいとっくに救われてんだ…」

 

こういう普段なら心の中で思って処理するようなことをわざわざ口に出して消化しないといけないのってすごく演技力が試されると思うんだけど、うまいですよね。

死にたいと思って始めた旅なのに、生きたい、助けたいと願ってしまう。

自分だけが生きたいと思っているのもしんどい。助けられる技量もない。苦しいね。

 

 

--------OP--------

 

 

マジで、後半の怒涛の辛い回に一瞬でも気の緩みを!ってことを計算されたかのようなオープニングの夕日蟹ショットだよな!!!

 

 

 

 

「そう言えば、まだ聞いてなかったよ。彩女さんが生まれ変わったらなりたいもの」

「そうでしたね。実はあまり考えていなかったんです。じゃあ、死ぬ間際までに教えますね」

 

あ、この時はまだ思ってなかったんか。

でも最後の最後のあの間際であのセリフが言えるのすごいよな。

 

 

 

 

蟹を前にちょっと緊張気味で落ち着かない北さん。

うわ〜〜〜〜〜〜マジで重岡くんが真似してた蟹ピースとおんなじじゃん〜〜〜〜(そういうアホな感想やめなさい)

 

手際のいい彩女さん、好き。結婚して。

手際の悪い北さん、好き。でも結婚はできない。(聞いてない)

 

 

彩女さんが蟹を引っ張って身を出そうとしてる時に顔を傾けるの小さい子供みたいで可愛い。

「わあ〜出た出たあ〜〜〜〜」キタくん(5)

 

「いただきます」←急に覚悟決めて凛々しくなるのやめんしゃい

 

 

まあ〜じで蟹食べたくなるな!飯テロやばいな!

「うん、ああ〜海の味がする。すごい美味しいです」

 

第一声が「海の味がする」なのかわいいな

 

ド下手な北さんかわいい〜〜〜

でも彩女さん嫌がらずに食べてくれるのかわいい〜〜〜〜

もう普通ならラブラブじゃん〜〜〜って茶化すとこなのにな。

 

「俺、優しくしてもらわないと優しくできないって情けない話です。」

 

でも人間ってそういうもんだと思うんだ。やっぱりどうしたって見返りを求めてしまう生き物だから。彩女さんが優しくしてくれるのも北さんが優しくしてるからだと思うよ。人間ってそんなに強くないから。情けなくてみっともないのが人間じゃん(急に悟りひらく)

 

 

マジで蟹をしゃぶしゃぶしてる北さんって子役か何か??

「赤くなったあ!!」いや、なるだろ(笑)

 

これ実際どんだけ蟹食べたんだろうねえ〜

重岡くん、ツアーで北海道行った時に蟹出てきたけど一切れだけ食べてもういいわってなったって言ってたから多分相当食べたんだろうなあ〜〜〜マジで途中から蟹の食べ方講座番組かと思ったよ〜〜〜〜私はタラバガニの焼きが一番美味しそうで食べたいです!(だから聞いてない)

 

 

 

ついに蟹を食べ終えた二人。

もうこの後のシーンを知っているから見るのをやめたくなるくらい辛い。

さっきまで明るく蟹食べてきゃっきゃしてたのに「誰にも迷惑がかからない方法にするわ」なんて冷たい声でいう彩女さんは本当に同じ人?

 

見てると死にたくなると思っていた入道雲を見て、今の北さんは生きたいと思うのが彩女さんとの旅の時間を感じる。

 

そんな心地いい相手なんてそうそういないからもう君たち結婚しちゃいなよ!!!!ねえ!!

 

 

「こんなのさあ、こんなのいくらでもやってあげるから。俺たちまだ行ってない場所もやってないこともいくらでもあるだろう。」

 

この声が震えていて涙をこらえている声で苦しい。

 

全然響かない彩女さん。

何を言っても全然響かない。

 

 

ごめん、苦しい

 

 

 

 

いや、もうもう一回見るのにすごい勇気言ったくらいこのシーン辛すぎて直視できない。

 

 

原作の漫画はもう少し幻想的に描かれてるんだよね。

だからその分このシーンをどう実写化するんだろうと思ってたんだけど、とてもとても辛くて苦しいシーンになってる。

 

 

「斜陽という小説のこと、覚えているかしら。あれは太宰の愛人である太田静子の大学ノート4冊分から着想を得て書いたものだったの。知っての通り、この旅のことは全て私の日記に書き残してある。あなたに襲われた時、運が巡ってきたと思ったわ。凡庸な私にもとうとうスキャンダルが舞い込んできた。全部あなたのおかげ。この旅を通して、やっと面白い題材ができたわ。夫の新しい小説のための題材が。私は、ずっと夫の才能に惚れていたの。それは何度裏切られても離れられない愛情で。夫も私を憎しみながらも必要としてくれた。今も彼の小説家としての素質は本物だと信じているわ。だから私はもう一度彼の描く文字になって、今度こそ彼を日本一の小説家にするわ。」

「なんで彩女さんが死なないといけないの?」

「あなたには分からないわ」

 

 

私にも分からない(ふざけてごめんな)

 

 

私の解釈で行くと、

彩女さんは夫が好きというよりも夫の才能にすごくすごく惚れ込んでいる気がした。

なかなかそれが発揮できない彼のために身を削ってまで奉仕してきた。この旅も最初はその一貫だったけど、旅をするうちに北さんに対して居心地の良さを感じたり、愛情も生まれて、このままでは夫を裏切ってしまう。だから死ぬ。

 

私にはそう聞こえてならなかったんだけど、

これは最大のアイラブユーじゃないの????

 

 

もうここの二人の演技がもう…なんかどんな言葉も稚拙なじゃないかと思うくらい迫真の演技でもう見てられない。

 

 

6月の海だよね。きっと。北海道の6月の海ってめちゃくちゃ寒そう。

かなりの荒波だし、もう入山さんあっぱれですね。本当にすごい。

 

 

 

「私ね…あなたのような人になりたい」

 

 

すっごく子供のような声で最後言う彩女さん。

なんだよこの告白は。今世紀最大のアイラブユーじゃん。

 

 

 

 

もう後半辛すぎて正直ずっとパソコン見ながら耳だけ聞いてました。

辛い。辛すぎる。

 

 

いよいよ明日が最終話。

お願いだから北さんも彩女さんも幸せになって。